画家 Chinami Suga

Chinami Sugaのアトリエ「絵を描くことが人生に欠かせない」-アーティストインタビュー-

今回は、素敵なアトリエでアーティスト活動をされている「Chinami Suga」さんに、インタビューをさせていただきました。

作家の個性やこだわりが詰まったアトリエを紹介いたします。

絵を描くことを通じて人と世界を愛せる人でいたい

画家 Chinami Suga

Chinami Suga

画家

私にとって創作活動は”救い”です。

幼少期から人の視線にプレッシャーを感じてきた私は、心と言葉が一直線に繋がらず、もどかしい思いをしてきました。
そのせいかいつも心細く、心が独りぼっちになっていました。

誰しも生命をもっている以上、心があり、孤独が寄り添っています。
けれど、最後は全て愛で叶うと信じています。
そう思っていたいし、そう思える人に溢れてほしいのです。
私は人が好きです。私は絵を提示する事により、人々に一方的な愛を捧げます。

絵を描く事を通して人を愛し、世界を愛せる人でいたいという思いで絵を描く事を続けています。

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生活の一部としてのアトリエ

アトリエ

Q.現在のアトリエが初代アトリエですか?もし過去にもアトリエの歴史のようなものがあれば教えてください。

そもそも小さい頃から絵を描いていたので、ずっと絵を描く場所は自宅でした。今現在も実家暮らしですが、ロフトをアトリエとして使用しています。

Q.作家活動を始めてからどのくらいでアトリエを構えましたか?

作家活動というと、昔から絵を描いていたのでいつからになるのか自身でも曖昧です。もともとアパレルブランドなどを小規模ですがしていて、ミシンを踏んだり、作品制作も今のアトリエでしていました。服飾の専門学校に通っていたのでその時から言うと19歳頃からなのでその頃から自分の部屋がアトリエ化していった、と言う方がふさわしいのかもしれません。

Q.アトリエは自宅内ですか?自宅外ですか? その理由を教えてください。

自宅です。理由は自宅に住んでいるからと、仕事は別で正社員として働いているので、今の現状で一番効率良く作業が出来るのが帰る場所である自宅のアトリエになるからです。

Q.アトリエはどのくらいの広さですか?

約10畳ほどかと思います。

Q.アトリエに置いてある家具、道具など教えてください。

そこが私の部屋にもなるので、ベッド、テーブル、画材、ミシン、後は作品達が主にあります。生活するのに必要なものはほぼ置いてあります。

創作意欲が掻き立てられるアトリエ

Q.アトリエをもちたい、と思ったきっかけや理由を教えてください。

持ちたい、と思ったというよりは、だんだんそこでの作業をSNSに載せていくうちに部屋というよりはアトリエとして周囲に認知され、私自身も人に伝えるときにどこで作業しているの?と聞かれると自分の部屋の事をアトリエと伝える方が周囲に理解されやすいと実感してそうなっていきました。

作品たち

Q.アトリエを持って良かった点、悪かった点は何ですか?

良かった点は、思い立ったときに作業できる事です。作品によってはベッドの上で描いていましたし、創作意欲のままに寝て起きて、描いての繰り返しをしていました。
悪い点は、特には思い付きませんが、自宅なので怠けてしまう時期もあるということでしょうか。

Q.アトリエのこだわりを教えてください。

自分自身目に入って落ち着く、納得するものしか置かないです。作品でも絶妙な色合いを大切にしているので邪魔になってしまうような自分ではない色は無意識に置いていないです。

Q.アトリエを作る際に苦労した点は何ですか?

これと言ってありませんが、自宅なので、学生時代の勉強机や、その他色々、年齢を重ねて行くたびに不必要になったものをたくさん捨てていかないと物に溢れてしまう事です。

Q.アトリエを作る際、「こんなアトリエにしたい」というイメージはありましたか?

私はあまりなにかをそのまま参考にする事がなくて、自分の思ったままに今の現状があるように思います。

Q.アトリエの維持で大変なこと(メンテナンスや維持費)はなんですか?

なにせ自宅なので、維持費もなにもかかりません。ですが年齢的にもいつかは実家から独立しようと思いますしその時はどうしようかと思います。

Q.今後アトリエの改善をするなら何をしたいですか?

アトリエとは関係ないかもしれませんが、私はその場に居て心地良い時しか絵を描こうという気にならないので、新しいものを知るたびに好きなものを取り入れていきたいなと思います。

絵を描くことは人生に欠かせないこと

Q.やはりアトリエがあると作家活動が捗りますか?

それは勿論だと思います。例えば、何かを思いついたとき、手の届くところにその色、画材、揃っていれば作品が出来上がります。私は絵を描くことを人生から切り離せないので、その中で生活する現場が性に合っているなあと思っています。

Q.アトリエでのハプニングや、何か思い出深いエピソードなどあればお願いします。

アトリエが部屋になるので、ベッドの上で絵を描いていて画材をこぼしたり、そう言った類の事は頻繁に起こります。

Q.これからアトリエを構えようと思っている作家に一言お願いします。

私は大したアトリエは構えていません。アトリエと呼ぶにふさわしいかどうかもわかりません。ですが、私は作業をするには落ち着いて、篭れる自分の場所が必要だと思っています。なので、アトリエの必須項目などなく、自分がいつも絵を描いてる場所がアトリエになるんじゃないかと思います。