【アーティストが受けたいお金の授業①】小規模事業者持続化補助金とは-中小企業診断士・横田優斗が教える特別授業-

【アーティストが受けたいお金の授業①】小規模事業者持続化補助金とは-中小企業診断士・横田優斗が教える特別授業-

ARTFULLでは今回から全6回にわたり、アーティストの為のお金の授業を連載します。
アーティストとして活動している中で受けることのできる、様々な制度や支援策を、中小企業診断士である横田優斗さんに詳しく解説して頂きます。

お金に関する知識を得て、ぜひアート活動の一助となればと願います。


横田優斗
中小企業診断士 横田優斗

中小企業診断士 横田優斗

2020年7月中小企業診断士登録。補助金コンサルタントとして補助金に関する支援をしています。また、TwitterやLINEにて補助金の情報を発信中。

始めまして。中小企業診断士の横田優斗と申します。

普段はTwitterにて中小企業・フリーランス・会社員でも使えるような補助金などの支援策について発信しています。おかげ様で、現在1,000名以上の皆様にフォローをいただいております。

さて、この記事をご覧の方々はアートに関わる方が多いのだと思います。
ただアートという分野ではありますが、多くの方が「個人事業主」もしくは「法人」として働いていらっしゃることだと思います。

皆様はご存じでしょうか?
中小企業や個人事業主の皆様に対して補助金があるということを。

補助金とは?


補助金とは、中小企業や個人事業主の皆様が新しいことに挑戦する時に、国や自治体がサポートしてくれるお金です。

現状を打破するために新しいことに挑戦する。
それは大抵お金の掛かるものです。

では、お金が無い時にはどうする?
諦める?お金が溜まるまで待つ?お金を借りる?

そんな時の選択肢となり得るのが「補助金」なのです。

補助金は返済無用!
補助金で援助してもらうことで、ローリスクで新しいことに挑戦しやすくなるのですね。

おすすめ補助金について


新型コロナウイルス感染症はどの分野にも影響を与えています。
アート業界に与える影響も大きいでしょう。

そんな中、企業やお店でもオンラインの活用が求められているように、アート業界においてもオンラインを活用する流れが進んでいます。

オンラインによる個展であったり、オンライン販売サイトであったり。
オンラインを活用することで、コロナ渦においても、事業を継続する。

言うのは簡単ですが、そのようなコンテンツを自分で作り上げるの難しい。
そうなると、やはりお金の問題が絡んできますよね・・・

なので、補助金を活用しよう!
そういった話につながってくるのです。

そんなアート作家の皆様におすすめの補助金が、
「小規模事業者持続化補助金」
というものなのです。

小規模事業者持続化補助金とは?


小規模事業者持続化補助金とは、地域の原動力となる小規模事業者を支援する補助金であり、販路開拓のための様々な用途に使える補助金です。

気になる補助額等については、

✅補助額上限:50万円
✅補助率  :2/3

となっております。
なお、2020年1月1日以降に開業した個人・設立した法人の場合には、補助上限が100万円と増額されます。

補助金支給額について


この補助率と補助上限の考え方が、補助金が初めての人にはわかりづらいと思うので、説明をさせていただきます。

今回の小規模事業者持続化補助金の例のように、

「補助上限50万円」「補助率2/3」

とあったとします。
その場合、単純に「最大50万円もらえるんだ!」

というものではありません。
そこに「補助率」というものが絡んできます。

補助率とは、「掛かった費用のうちの2/3を払いますよ」と言った感じのものです。

例えば、30万円の費用が掛かったとしたら、
30万円×補助率2/3=20万円
20万円の補助をします!といった感じですね。

なので「最大50万円の補助!」といっても、補助率2/3において最大50万円なのです。

つまり、最大50万円をもらうためには、75万円の支出を行う必要があるんです。

補助金の対象となる取り組みとは?


補助額と補助率を学んだところで、補助金活用のイメージが見えてきたところからもしれませんが、もう一つだけ重要なポイントがあります。

「補助金支給の対象となる取り組みがある」ということです。

何でもかんでも補助金支給の対象になるわけではないんですね。

ただし「小規模事業者持続化補助金」は「販路開拓」のための補助金です。
販路開拓、つまり新しいものを売る・新しい人に売るためなど、色々なことに使える補助金なんです。

ではアート業界においては、どのようなことが考えられるでしょうか?

✅オンライン個展を開く
✅オンライン販売サイトを開設する
✅WEB広告を行う
✅自身のホームページの開設

などといったオンラインの活用もありますが、

✅展示会を開催する・出展する
✅チラシを作成
✅ポスティング

などといったオフラインでの取り組みも対象になります。

アートの世界と補助金ってあんまり交わりがなさそうに見えますが、色々と可能性はありそうですよね。

まとめ


いかがでしたでしょうか?今回は「小規模事業者持続化補助金」の概要について説明をさせていただきました。

補助金申請の登竜門とも言えるこの小規模事業者補助金。
初めての申請の人だと中々イメージがしにくい人もいると思いますので、大まかに説明をさせていただきました。

そんな小規模事業者持続化補助金。

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今回は以上になります。読んでいただきましてありがとうございました。
次回もお楽しみください。