【海外販売可】現代アートの越境ECサイトTRiCERA(トライセラ)とは

【海外販売可】現代アートの越境ECサイトTRiCERA(トライセラ)とは

世界のアート市場は約7.6兆円あると言われています。その内、日本のアート市場は僅か300億円、世界シェアの0.4%です。アーティストが国内だけで活動していくには厳しい現実とも言えます。
その中で、日本のアーティストが簡単に海外進出できる、現代アートの越境ECサイトがTRiCERA(トライセラ)です。

TRiCERA ART(トライセラアート) | 現代アートのグローバル・マーケットプレイス

トライセラアートは世界126カ国以上の若手アーティストによる絵画・写真・彫刻を取り扱うオンラインギャラリー。販売中の現代…

TRiCERA(トライセラ)とは

TRiCERA(トライセラ)は2018年11月に設立された現代アートの越境ECサイトです。そして設立から約1年半でフジテレビ系ベンチャーキャピタル、フジ・スタートアップ・ベンチャーズなど複数の企業・個人投資家から出資を受け急成長しています。

越境EC

それではTRiCERA(トライセラ)の核である事業、越境ECとはどんなものなのでしょうか。
創業者である井口代表がTRiCERA(トライセラ)の設立を考えた切っ掛けは、日本の才能のあるアーティストが世界に届いていない(届けるような環境が出来ていない)事を知り、事業を立ち上げたとの事です。その為、TRiCERA(トライセラ)に登録されている作家は、若手から人気作家まで幅広く扱っています。また作品のジャンルに関しても、保守的なものから革新的なものまで様々な作品が並びます。
これも日本のアーティストを世界の方々へ知ってもらいたいという思いからです。

多言語化とプロモーション

TRiCERA(トライセラ)のWEBサイトは、海外向けに多言語化された仕様となっており、海外のコレクターでも迷うことなく購入する事が出来るようになっています。

また、日本人アーティストを海外へ届ける為に、プロモーションにも力を入れています。サイト内に英訳された作家の紹介記事を掲載したり、Twitter、Instagram、LINE、WhatsAppなど様々なSNSの駆使、そしてリスティング広告やSEO対策など。様々な手段で作家と海外のコレクターとを結びます。

配送

海外へ作品を販売する際にネックとなる配送。これもTRiCERA(トライセラ)では一元管理しています。

作品の購入が入ると、作家へ作品の梱包資材を送付します。作家は作品を梱包し、サイト上で「梱包完了」をクリックすると、配送会社が集荷に来てくれます。個人で海外へ配送となるとハードルが高くなりますが、TRiCERA(トライセラ)では作家にとって非常に手軽に配送手続きを完了させることが出来ます。

ミュージアム

TRiCERA(トライセラ)では品川駅にミュージアムを設立しています。このミュージアムには「展示」と「保管」の2つの機能があります。
「展示」に関しては、展覧会が開けたりと、主に国内のコレクター向けにリアルなプロモーションの場としての機能を担っています。

「保管」に関しては、温湿度の管理や防塵対策、損害保険の完備など、作品の品質管理を徹底して行っています。

今後の展望

これまで見てきた海外向けの越境ECと、国内向けのミュージアムの二つの機能をを主軸とし、TRiCERA(トライセラ)では新たな挑戦をしています。

Shinwa Auctionとの提携

2020年9月に国内大手オークションハウスであるShinwa Auctionと提携を発表しています。これまでの1次流通市場である越境ECやミュージアムの機能に加え、2次流通市場であるオークションとの提携により、1次流通市場と2次流通市場の流れがスムーズに行えるような仕組みとなります。

オークションによって評価を得ることで、作家の評価も上がるという通常のオークションの性質だけでなく、若手作家の紹介の場という性質でもオークションの場を活用しています。

高再現性のプリント作品の販売

2020年11月には、DNPアートコミュニケーションズと協業を行い、高精彩出力のプリンターを使い、高再現性のプリント作品の販売を始めています。

1億画素を超える高精細デジタルカメラにより、作品の色合いや筆跡など、原画に近い再現性のプリント作品に仕上げています。
これにより作品を低価格で複数販売することを可能とし、多くの方の手に渡ることが出来るようになり、若手作家の認知度を高め、制作支援としての機能も果たします。

このように様々な展開を行うTRiCERA(トライセラ)の今後にも注目です。