【アーティストが受けたいお金の授業④】毎月の収支を付ける必要性-中小企業診断士・横田優斗が教える特別授業-

【アーティストが受けたいお金の授業④】毎月の収支を付ける必要性-中小企業診断士・横田優斗が教える特別授業-

こんにちは。中小企業診断士の横田優斗と申します。

普段はTwitterにて中小企業・フリーランス・会社員でも使えるような補助金などの支援策について図解をしています。おかげ様で、現在1,250名以上の皆様にフォローをいただいております。


横田優斗
中小企業診断士 横田優斗

中小企業診断士 横田優斗

2020年7月中小企業診断士登録。補助金コンサルタントとして補助金に関する支援をしています。また、TwitterやLINEにて補助金の情報を発信中。

アーティストが受けたいお金の授業ということで、今回は個人事業主の方向けに、「毎月の収支を付ける必要性」について説明していきたいと思います。

今すでに個人事業主である方はもちろん、これから個人事業主になる方もぜひ読んでいってください。

収支のまとめはいつやっている?


●確定申告に合わせて一気にやる!

収支をつけるのは面倒くさいから、確定申告に合わせて一気にやる!

なんて考えの方は多いかもしれません。

個人事業主の決算期間は1月1日~12月31日、確定申告も2~3月と決まっています。
確定申告の時期で忙しい、という言葉もよく聞きますように、とりあえずは12月を過ぎて確定申告の時期が近づいてきたら、1年分の領収書や請求書を集めて決算を作成する人が多いのだと思います。

しかし、お分かりの通り、1年分をまとめてやるというのはとてつもなく労力のかかること。ものすごい面倒くさいですね。

●毎月きちんと収支をつける!

一方で、毎月きちんと収支をつけていたら?確定申告の時はそれらをまとめるだけでいいので、比較的簡単です。
確定申告の時に大変なのは、1年間決算の準備について何もやっていないからです。

夏休みの宿題を一気にやるか、計画的にやっていくか、に近いものがありますね!毎月毎月少しずつ頑張ってまとめていきましょう。

確定申告のためだけじゃない!毎月収支をつける意味


今回は、確定申告の時に大変か、大変でないかというだけのお話ではありません。毎月収支をつけることのメリット・意味について解説していきます。

毎月収支をつけておくとどうなるでしょうか?
分析ができるようになるのです。

例えば今月の売上が100万円だったとします。
この数字が多いのか少ないのか?
比較対象として、他の月を見てみましょう。

先月の売上が80万円だった。

その比較でみると、売上が増えていることがわかります。
順調に伸びていそうですね。

また、同じような動きがありそうな前年の同月をみてみるとどうか?

すると120万円だった。
前月比などは伸びてはいるが前年比は下がっている。

なぜ前年よりも下がっている?
今年達成できなかった理由とは?
前年の売上詳細をみてみると何があったのかがわかり、では改善の余地があるのではないか?と考えることができます。

それでは来月の売上予測はこれくらいか?

などなど。様々なことを分析し、細かく計画を立てることが出来るのです。

ではどうやって把握する?


●自身で把握する

まずは自身で算出する方法です。

自身でExcelなどを使い、収支をまとめていくやり方です。
メリットとしては、自分でやるので無料ということです。

単純な収支ならこれで良いかもしれません。
ですが、確定申告までを見据えた決算書つくりしとして毎月帳簿をつけていくとなると、中々難しいかもしれません。

簿記の知識が必要になるからです。
中でも個人事業主で青色申告(税の優遇がある)にするためには、複式簿記で決算書を作る必要があります。
知識が無いと難しいかもしれません。

●会計ソフトを使う

知識が無い場合には、会計ソフトを使う手も考えられます。
会計ソフトを使えば簿記の知識はいらず、簡単に決算書が作れます。
料金としては、月額1,000円程度〜が多いです。比較的安価です。

会計ソフト(やプラン)によっては、入力したデータを基にグラフなどにして、分析できる機能もあります。
ただ、その数値が良いのか・悪いのかという点については自身で判断をしなければなりません。

●専門家に任せる

会計士・税理士などの専門家に任せることも考えられます。契約によっては、請求書・領収書を丸投げして、全て作成してもらうことまでできます。
顧問内容によりますが、数値の良し悪しまで判断してくれる専門家もいらっしゃいます。

費用としては、3つの中では1番高額であり、毎月頼むとなると、月々1万円〜数万円の費用は掛かると思います。
ですが、自分は本業に専念できるので、空いた時間で売上を上げることが出来れば費用対効果は高いかもしれません。

まとめ


いかがでしたでしょうか?

・無料だが手間暇のかかる自分でやる方法
・比較的安価に、簡単にできる会計ソフトを利用する方法
・高額だが、全て外注できる専門家を活用する方法

の3つを紹介させていただきました。
最後に一つ。「確定申告のためだけではない!」と言いましたが、個人事業主にとっての壁は確定申告。結局は確定申告に役立つかどうかも重要になってくると思います。

確定申告まで見越したならば、会計ソフトや専門家への外注が良いかもしれません。ミスも掛かる時間も少なくなるので、安心です。

ですが、もちろんそういったところにお金をかけたくない方もいらっしゃるでしょう。
そういった方に向けて、次回は簿記の基礎に関する部分でも解説しようかと考えております。

今回は以上なります!
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読んでいただきましてありがとうございました。