こんにちは。中小企業診断士の横田優斗と申します。
普段はTwitterにて中小企業・フリーランス・会社員でも使えるような補助金などの支援策について図解をしています。おかげ様で、昨年の12月から本格運用を始めたましたが、現在1,100名以上の皆様にフォローをいただいております。

中小企業診断士 横田優斗
2020年7月中小企業診断士登録。補助金コンサルタントとして補助金に関する支援をしています。また、TwitterやLINEにて補助金の情報を発信中。
さて、今回は、補助金と混同されがちな「融資」について、補助金と比較しながらご説明をしていきたいと思います。
補助金とは?

返済無用!もらえるお金
補助金は、基本的に返済無用のお金です。
返済無用なので、自分のお金を使わずに(正確には一度肩代わりします)ローリスクで新しいことにチャレンジができます。
返済無用でもらえるお金って魅力的ですよね。なぜ返済無用なのかというと、国や地方自治体の中小事業者への支援策の一環として行っているからです。
用途は限られる
補助金は用途が限られているものが多いです。
何にでも使えるわけでなく、補助金の用途に対した支出のみが認められます。
例えば、販路開拓のための補助金・IT導入のための補助金など。
目的が合致しても使える費用、使えない費用などあります。
例えば、広告費は使えるけど、人件費は使えないなど。
そういった意味では融通は利きにくいのかもしれません。
入金までが長い
補助金の入金されるタイミングは、事業が完了した後です。
長い時には補助金を申請(応募)してから1年近くも掛かってしまうことも。
そして、入金されるのは事業が完了した後なので、まずは自分でお金を用意しなければいけないという点にも注意が必要です。
自社の審査+他人との比較
補助金が支給されるためには、審査に受かる必要があります。
審査には事業計画が必要なのですが、その事業計画書が魅力的であるのはもちろん、補助金に応募してくる他社の事業計画よりもさらに魅力的なものを作らなければならないのです。
この作業が補助金申請の一番大変なところですね。
融資とは?

次に融資についてみていきましょう。
金融機関からお金を借りる
金融機関からお金を借りることを融資といいます。
お金を借りるので、補助金と違い返済をする必要があります。
ただし金利は比較的低く、1~3%程度です。
用途は様々!
融資は補助金とは違い、様々な目的に使用可能です。
設備投資であったり、開業資金であったり、運転資金であったり・広告費であったり…。様々な用途に使用可能です。
※借りる時に目的を決める必要があります。
入金までが早い
入金されるタイミングが早いのが融資の魅力です。
補助金とは違い、お金を借りてから事業を行うことができます。最短1か月~とスピーディです。
自社の審査
融資で審査されるのは自社の情報だけになります。他社との比較はありません。
ですが、自社の過去・現在の経営状況、財務状況に加え、事業の成長性・計画の妥当性などが審査されます。油断は禁物です。
どちらかが良いとかではなく、両方活用しよう!

そんな違いのある補助金と融資。どちらを活用すべきでしょうか?
答えを言います。
どちらかではなく、両方活用していくべきなのです。
補助金を活用すべきポイントとは?
補助金のメリットは、何といっても返済無用だということです。
ですが、審査・入金に時間が掛かってしまうこと、特定の目的に限られることはネックになってきます。あまり急ぎではなく、入念に計画を立てるものについては補助金を活用していきましょう。
融資を活用すべきポイントとは?
一方で融資は、返済の必要があるものの、低金利のものが多い。様々な目的に使え、スピーディーに支給されることも魅力です。こちらも活用していきましょう。
補助金が入金されるまでに融資を活用する合わせ技も
補助金と融資を活用するなんて方法もあります。
今まで見てきましたように、補助金は返済無用という魅力があります。一方で入金については事業が完了した後であるとも言いました。
お金が無いから補助金を活用したいのに・・・
そういうことも多いでしょう。そんな時には、補助金が入金されるまでの間、融資でお金を借りて賄い、補助金が入金されたら返済、という活用方法もあります。
このように、補助金と融資を両方とも活用していくことを考えてみましょう。
まとめ

いかがでしたでしょうか?今回は「補助金と融資の違い」について説明をさせていただきました。
今回はそれぞれさわりのようなことだけをお伝えしました。
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今回は以上になります。読んでいただきましてありがとうございました。