【アーティストが受けたいお金の授業⑥】補助金の探し方-中小企業診断士・横田優斗が教える特別授業-

【アーティストが受けたいお金の授業⑥】補助金の探し方-中小企業診断士・横田優斗が教える特別授業-

こんにちは。中小企業診断士の横田優斗と申します。

普段はTwitterにて中小企業・フリーランス・会社員でも使えるような補助金などの支援策について図解をしています。おかげ様で、現在1,270名以上の皆様にフォローをいただいております。


横田優斗
中小企業診断士 横田優斗

中小企業診断士 横田優斗

2020年7月中小企業診断士登録。補助金コンサルタントとして補助金に関する支援をしています。また、TwitterやLINEにて補助金の情報を発信中。

今回は、補助金の探し方についてお話していきたいと思います。

国・県・市区町村・業界団体など・・・ 
様々なところが補助金を出していたり、
 
補助金。助成金。給付金。
 
などなど、名称も様々・・・
 
何から探していいかわからない・・・
どれが良いのかわからない・・・
 
そんな方に向け今回は補助金の探し方をまとめてみました。
ぜひご覧ください。

給付金・助成金・補助金の違い


まずは補助金・助成金・給付金について、違いを知る必要があります。
 
補助金・助成金・給付金と呼ばれるものには様々な違いがあります。
 詳しく覚えることはないですが、大まかな違いだけを理解しておくと良いです。

■給付金・助成金
給付金や助成金は、申請をして、申請の条件を満たしていれば支給されます。
給付金は幅広い対象・助成金は特定の目的に対して、といった違いはありますが基本的にはその特徴があります。

■補助金
一方で補助金は、申請の条件を満たしていても必ず支給されるものではありません。
申請をしたたくさんの事業者の中で、優秀な計画を持つ事業者から採択されていきます。条件を満たしていても事業計画が良くないと採択されず補助金が支給されないのです。

■ 違いをまとめてみる
給付金・ 助成金であれば申請すれば必ず貰える(予算はあります)
補助金は貰えるとは限らない。
その違いが後に補助金を探す時に絡んできますので覚えておいてください。

補助金等を支給している団体について


次に補助金等を支給している団体について見ていきましょう。補助金を支給している団体は、基本的に
 
・国
・都道府県
・市区町村
 
と細分化されていきます。
 
その他、業界団体が支給しているような補助金もありますが、まずはこの辺りを抑えておくと良いでしょう。では以下、それぞれの特徴を見ていきましょう。
 
■基本的に国の補助金の方が補助額が大きい
 
当たり前といっては当たり前ですが、資金力の面では市区町村よりも国の方が大きいです。なので基本的には国がやっている補助金の方が補助額が大きいです。例えば、ものづくり補助金の1,000万円、事業再構築補助金の8,000万円など。
 
補助額の少なめな小規模事業者持続化補助金というものもありますが、そちらは様々なものに使えるため、応募者も多いので規模が大きい。
 
補助額が大きかったり、採択数が多かったりとするのが国の補助金の特徴ですね。

■一方で市区町村は?
 一方で市区町村は国より規模は小さい補助金が多いですが、応募できるのは市区町村内に限られます。
なので、補助金に応募するライバルが少ないです。
その結果、補助金申請が通りやすいこともあったり、申請の難易度も低かったりします。
 
■【注意点】補助金は併用できないものが多い
補助金を申請する時に、色々な補助金を使っちゃえばいい!って考えるかもしれませんが、補助金は、国で申請したら国だけ、市区町村で申請したらそれだけと、併用できないものが多いです。
なので申請をするにあたってはいずれかを選択しなければなりません。

以上が補助金の支給団体による特徴です。これらを踏まえて、上手な補助金の探し方を見ていきましょう。

やりたいこと・掛かる費用を考える


補助金等を探す前に、まず補助金等を使ってやりたいことを考え、それについて掛かるであろう費用を考えてみてください。

新商品の開発・新設備の導入・システム構築など・・・
そういった目的を達成するために、開発費・広告宣伝費・設備費・委託費など様々な費用が発生するでしょう。
 
どういった費用が発生しそうなのか?
だいたいどのくらいの費用がかかりそうか?
 
そのあたりをまとめてみましょう。

■かかる費用の額から考える
費用をまとめてみた結果、数百万円~一千万円とか掛かるのが見込まれるようでしたら、ものづくり補助金や事業再構築補助金などの国の補助金を検討するのも良いでしょう。

一方で額が数十万~数百万円程度であれば、お住いの市区町村の補助金等も合わせて検討していくと良いでしょう。

■発生する費用から考える
発生する費用によって、対象となる補助金・助成金も変わります。
例えば数百万円かかる内のほとんどを人件費が占めているような場合。補助額の大きい、国が行っているものづくり補助金や事業再構築補助金などでは人件費が補助金の対象ではありません。

額が大きいからといってそのあたりの補助金を選んでしまうと、結果的に補助額の対象と費用が少なくなってしまうなんてこともあります。

一方で人件費ならば、助成金を活用することも可能かもしれませんし、人件費以外の費用で考えて、補助額の低い補助金を活用することも考えるができます。

補助金の検索の仕方


最後に、簡単な補助金の検索の仕方についてお教えします。

■基本的に国が行っているメインの補助金は4つ
基本的に国が行っている補助金は4つです。まずはこのあたりを覗いてみると良いでしょう。

補助金名内容最大補助額
小規模事業者持続化補助金販路開拓50万円
ものづくり補助金新商品・新サービス開発等1,000万円
IT導入補助金ITの導入450万円
事業再構築補助金コロナの影響で事業転換等100万円~8,000万円

■お住いの地域の補助金等を探す
お住いの地域の補助金等を探すには、

「都道府県名+補助金」
「市区町村名+補助金」

で検索をすると大体のものがヒットします。
お住いの地域によってはあったりなかったりしますが、まずはチェックしてみましょう。

■助成金を探す
人件費等の助成金については、基本的に厚生労働省が行っています。
以下のリンクから確認してみてください。
厚生労働省 雇用関係助成金(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/kyufukin/index.html)

まとめ


いかがでしょうか?
今回は、補助金等の探し方について説明させていただきました。
まずは、やりたいこと&掛かる費用を考えてから補助金を探す。この流れを守ると探しやすくなるでしょう。

ただ、そうは言っても面倒くさい・・・
結局どれが良いのかわからない・・・
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読んでいただきましてありがとうございました。