【アーティストが受けたいお金の授業②】補助金とは-中小企業診断士・横田優斗が教える特別授業-

【アーティストが受けたいお金の授業②】補助金とは-中小企業診断士・横田優斗が教える特別授業-

こんにちは。中小企業診断士の横田優斗と申します。

普段はTwitterにて中小企業・フリーランス・会社員でも使えるような補助金などの支援策について図解をしています。おかげ様で、昨年の12月から本格運用を始めたましたが、現在1,000名以上の皆様にフォローをいただいております。


横田優斗
中小企業診断士 横田優斗

中小企業診断士 横田優斗

2020年7月中小企業診断士登録。補助金コンサルタントとして補助金に関する支援をしています。また、TwitterやLINEにて補助金の情報を発信中。

さて、【アーティストが受けたいお金の授業】として、前回はアーティストが使える可能性の高い補助金である「小規模事業者持続化補助金」について記事を書きました。

前回の記事はこちらから

今回は、そもそもの「補助金って何?」ということについて書いていきたいと思います。

「補助金ってあまり自分に関係ない…」
「そもそも補助金って何?」

という人に向けて、補助金の魅力や、申請する上での注意点をお伝えしていきたいと思います!

補助金って何?


まずは補助金について解説させていただきます。

国からもらえるお金!

補助金とは、
「政府等から中小事業者の新規取組に対して援助されるお金」
のことを言います。

「援助されるお金」なので、返済無用!
国からタダでもらえるお金なのです。

なぜそのようなことがあるのでしょうか?

中小事業者が新しい事業をすることで、そこから経済も回りますし、新たな雇用だって生まれることも多いです。地域そして日本の発展につながります。

お金をあげてでも新しいことに挑戦してもらった方が良い!
支援を受けた事業者も、支援をした国・自治体もみんな得をする。

そんな素敵な制度なのですね!

他人事じゃない?!あなたも中小事業者?

では、その中小事業者って何でしょう?
アーティストの皆様はどうでしょうか?

法人形態で行っているような方はもちろん対象ですが、一人のアーティストとして、個人事業主・フリーランスでやっている方も対象になります。

開業届を出していれば、例え副業であっても対象になります。

どうでしょうか?
あまり関係ないと思ってた皆様も対象でしょう。

気になった方は続きを読んで、補助金制度を理解してください。

補助金申請のメリットとは?


それでは、補助金申請のメリットについて見ていきます!


お金がもらえる

既に述べていることではありますが、何と言ってもメリットはお金がもらえるということ。そして基本的に返済無用。
新しいことに挑戦する時、自分の支出が少なくなり、ローリスクで取り掛かることができるのですね。


国に認められた証明

晴れて補助金の審査に合格すれば、それすなわち、作成した事業計画が「国に認められた証明」ということ。
事業計画にも箔がつきます。あなたの信頼性が向上します。

以下、政府が作成した補助金のパンフレットに記載の文章を抜粋したものなのですが、


「補助金採択者の97.5%が客数増加・96.0%が売上増加を実感した」と回答しているデータもあります。審査に合格したということはそれと同等の可能性を秘めているのですね。


事業計画作成の良い機会


すでに触れておりますが、補助金申請には事業計画書の作成が必要になります。この事業計画の作成自体がとても良いことなのです。といいますのも、普段から事業計画書を作成することなんてなかなかないですよね?

事業計画を作成することで自分の過去をしっかり分析します。
その結果、自分の現在地がわかります。
そこから自分の強み、弱みが見えてきます。
また、合わせて市場環境も分析します。

それを踏まえて未来へと、事業計画の作成へと繋げます。

このようにしっかりと自分の分析をして事業計画を作る良い機会なのです!

そして、極端な例ではありますが、

「補助金不採択でも売上が上がる」

ということも十分にありえます。

既に申し上げたように、補助金の申請において、適切な事業計画を作成します。
そして、交付決定した事業者の売り上げが96.0%上がったというデータもありましたよね?

残念ながら補助金交付に至らなくても、同等の事業計画を作成できていたならば、売り上げUPは十分にありえます。

デメリット(注意点)と対策


そんなメリットたくさんの補助金申請ですが、もちろんメリットだけでなくデメリットもございます。しかし、デメリットというよりは注意点のようなもの。前もって認識し、対策を取ることで回避可能!
なので1つずつ見ていきましょう。


審査がある

補助金には審査があり、申請をした誰もが補助金を貰えるというものではありません。
小規模持続化補助金の例で言うとおよそ50%の採択率。

2人に1人の採択率。

審査を通る、きちんとした事業計画書を作成しなければなりません。


補助金の入金は最後


そして見逃されがちなのですが、補助金が入金されるのは、一連の流れの中で最後なんです。小規模持続化補助金の例で見てみましょう。


申請のスパン

補助金申請書の受付は随時行われているのですが、締め切りがその都度あります。
その締め切りが大体4カ月スパン。なのでタイミングが良ければ締め切りまで1か月とかかもしれませんが、長いと4カ月とかになってしまいます。


審査・採択

締め切り後、審査が行われます。
申請の数も多くなりますので、審査にも時間がかかります。

締め切り後2~3カ月くらいと考えておくと良いでしょう。


事業実行

補助金が無事交付となりましたら、やっと補助金の対象となる事業が行えます。逆を言うと、この段階まで、補助金が交付決定されるまでは補助金の対象となる事業をすることが出来ないのです。

事業計画作成から少なくて3カ月、長くて7カ月程度、補助事業を実行することが出来ないのです。
基本的にはじっくりと正確に事業計画を立てて行う事業向けですね!


事業報告・交付請求・入金

そして事業を実行して完了したら、事業報告を行います。

使った経費で補助金の対象となるものをまとめます。
領収書など定められた添付書類と共に提出、補助金の交付請求をします。

そうして適切な事業報告を行った後、補助金が入金されるのです。
申込のタイミングによれば1年以上も補助金が入金されないなんてことも考えられます。

申請する前から、そのようなスケジュール感はつかんでおくといいですね!


面倒くさい

そして補助金申請の最大のデメリットは、もうすでに見てきた2つのデメリットとも絡んできますが、

「面倒くさい」

ということにつきますね。

申請の手間が複雑であり、綿密な事業計画も求められます。
初めての補助金申請で、右も左も分からないような方には少し難しいかもしれません。
ですが、返済無用のお金を国からいただくのですから、少しくらいの面倒臭さは乗り切らないといけません。

そして乗り切った先、交付された未来においては「96.0%も売上が増加しする」世界に仲間入りなのです。大変ですがやるべき理由は沢山ありますね。

そんな事業者のお手伝いをするために、私たちのような補助金の専門家がおります!
補助金ゲットの確率を上げるため、様々な選択肢も考えておきましょう。

まとめ


いかがでしたでしょうか?今回は「補助金って何?」ということについて解説させていただきました。

今まで補助金についてあまり考えてこなかった方がこの記事を読んで興味を持っていただけると幸いです。

そんな補助金申請についてですが、補助金申請の登竜門とも呼べる小規模事業者持続化補助金。

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今回は以上になります。読んでいただきましてありがとうございました。