画家・谷原菜摘子「無意識に付けた枷を外して」-ARTFULLインタビュー-

画家・谷原菜摘子「無意識に付けた枷を外して」-ARTFULLインタビュー-

その作品はどこか狂気的で、不可思議な世界を魅せてくれる 画家 ・谷原菜摘子。支持体であるベルベットに塗り重ねられた色彩は、唯一無二の独特な世界観を放ち、観る人を惹きつけます。

今回は、画家・谷原菜摘子さんに、これまでの作風の変遷や、作品に込める想いなど、詳しくお話を伺いました。


谷原菜摘子

谷原菜摘子 / Natsuko Tanihara
1989 埼玉県出身
2014 京都市立芸術大学大学院美術学部卒業
京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻入学
2016 京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻修了
    京都市立芸術大学大学院美術研究科博士(後期)課程美術専攻(絵画)入学
2017 第28回五島記念文化賞美術新人賞研修としてパリに滞在 (?2018)
2021 京都市立芸術大学大学院美術研究科博士(後期)課程美術専攻(絵画)修了

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谷原菜摘子
まつろわぬもの

全て変えようと決心した大学時代

Q.作家、画家を志した切っ掛けを教えてください。

物心ついた時から絵を描くのが好きでした。小学生の時からヨーロッパの貴族やインドの王族のドレスなどの装飾的なものを描いたり、自分や友人の顔、好きな動物、鳥などをパステルで描いていました。


鳥人間と人間鳥  ドローイング
鳥人間と人間鳥  ドローイング

外で遊ぶこと、団体行動などが嫌いだったので休み時間は1人で校庭の木を描いたり、家に帰ってからは通学路の気に入った風景を見に戻り、スケッチしていました。幽霊や鬼、龍などもこの頃からよく描いていました。良い絵ができると母や祖父母に見せたり、自分の部屋に飾っていました。


期待  ドローイング
期待  ドローイング

自分は絵を描くことが大好きなのだから、大きくなったら画家になろうとその頃から考えていました。一方で学校の授業に全く興味を持てず、先生が何を言っているのかよくわからなかったので、画家になれなかったら大変だとも考えていました。

Q.現在の作風までの歴史、経緯などありましたら教えてください。

最初は京都市立芸術大学の日本画に入りました。油絵のベタベタした感じが嫌いで、日本画の顔料や金箔に惹かれていました。しかし入ってすぐに、日本画は自分の性格と合わないと確信しました。

胡粉を丁寧に捏ねて溶くこと、膠を保存するのがずぼらな性格に合わず、「線でものを描く」こともどうしてもできませんでした。今でも線で描くことはできません。すべてのものは「面」で描いています。
それで日本画は体質的に合わないと確信したのですが、絵を描くこと以外はしたくないと思っていたので2回生の時に油画に転科しました。

筆致による表現やマチエールを作ることに私はあまり惹かれなかったので、最初はすごく薄いキャンバスに油絵具をオイルで極限まで薄めて、水彩風で地獄の絵を描いていました。2回生から3回生の終わりまでです。


White-Eyes
White-Eyes

しかしこの時描いた作品は当時は全く好きではありませんでした。子供の時は絵を描いているとき、描いている「確かな実感」があり、自分の絵が大好きだったのに、この時は絵を描いていても不安しかありませんでした。
3回生の終わり頃に「こんな作品をいつまで描いていても仕方がない、全て変えよう」と決心し、油画専攻に入ってから描いた絵を全てゴミに捨ててしまいました。

作品の主題、素材も全部変えるためにと、これまで使用したことがない色々な素材を試しました。その中で現在に繋がるベルベットを画布に油絵具、グリッター、スパンコール、金箔など多様な素材を使って描くスタイルが生まれました。



また、描いているという確かな実感を自分の中で得るために「一つのものを完全に完成させてから次のものを描く」という、部分描きの制作方法に辿り着きました。
私の作品は、部分描きのためパズルみたいに仕上がっていきます。つまり搬入三日前でも一切手を入れていない白紙の部分もありますが、描き始めて1日目でも完全に仕上がっている部分もあるということです。


制作風景

Q.ご自身の作家活動において影響を受けた作家、人物などはいらっしゃいますか?

沢山います。例えば北方ルネサンスに分類される画家たちの異様に細かい描写はいつ見ても感銘を受けます。私は2017年から2018年まで五島記念文化財団の助成によりパリで研修をしていました。

ルーブル美術館の北方ルネサンスのコーナーには週1で通っていたのですが、何度見てもその描写に圧倒されました。
針のように小さい筆で描かれたであろう人物たちの造形美、決してリアルではないのに確かにここに存在しているという、強くも奇妙な存在感に惹かれました。


星を頂戴

日本美術史の中でも影響を受けた画家がいます。まず岩佐又兵衛です。彼は浮世絵の開祖とも称されることがあり、江戸初期に退廃的な表現で絵巻物を描いたことでも知られています。山中常盤物語を初めて見たときはやはり圧倒されました。

画面隅々まで埋め尽くす細密描写、妙に生々しい殺戮の表現とその中にある美的要素が素晴らしく感じました。私も作品の中に「暗さ」と「暗さに相反するもの」を同居させているので参考になりました。
他にも甲斐庄楠音や岡本神草などの大正期の京都画壇の画家たちの人物表現も参考にしています。


新竹取物語ー邂逅ー

また漫画家の中にも影響を受けた人がいます。手塚治虫、諸星大二郎、萩尾望都、山岸涼子などです。この方々が創り出す圧倒的な世界観や物語は自身の作品の世界観を構築するための一助となりました。

ユーモラス、装飾性、同時代性を内包する陰鬱な世界観

Q.谷原さんの作品を初めて拝見したのは、2019年にMEMで開催された谷原菜摘子展「まつろわぬもの」。描かれる世界観は、非常に独特でユーモアがあり衝撃を受けました。
作品を制作する上での拘りや表現したいこと、伝えたいことなどありますでしょうか。

実はつい最近まで博士論文を描いていました。その論文にも書いたのですが、私は自分の作品を「日本の暗い絵」の系譜に位置付けています。私の考える「日本の暗い絵」とは作品内に市井の人々が登場し、日常の延長線にある不安や恐怖などの悲惨な事象が反映されている絵画です。


トワイライト2019改定

暗い絵の始まりは地獄草紙や餓鬼草紙であり、さらには岩佐又兵衛などの初期肉筆浮世絵、大正期の京都画壇、山下菊二なども該当し、「暗い絵の種子」は現在の自分の作品に受け継がれていると考えています。
しかし自身も含めたこれらの画家は、ひたすら陰鬱、陰惨な世界観を提示するのではなく、闇と「相反する強いエネルギー」を作品に同居させ、独特の世界観を構築しています。私は作品に「ユーモラスさ」、「強い装飾性」、「同時代性(世相)」等を内包し、私的な閉じられた世界を表現するのではなく、広く外界に発信することができる普遍性のある世界観を提示したいと考えています。



そもそもなぜ暗い絵を描くのかといえば、10代の時にクラスメイトから受けた殴る蹴る等の暴力の記憶があるからです。この暴力の記憶は作品の方向性を暗いものへと舵を向ける原動力となっています。自分の中の闇とこの世界の闇を接続させ絵画に落とし込んでいきます。

Q.作品を制作される上で、どんなときにインスピレーションを感じるのでしょうか。

そうですね、例えば自分の中で許せないと思う出来事、強い怒りや憤りを感じた時などは作品を描く原動力は湧いてきます。世の中の暗い事象を見聞きした時も同様に原動力やインスピレーションを感じます。
また、単純に良い創作物を見た時も感じます。美術だけではなく、小説や漫画、映画などからもインスピレーションを感じることは多いです。



私は見た時に自分がダメージを負うような創作物を好みます。上質な痛みを私に授けてくれるような創作物を見たいです。痛みを伴う創作物を見ると、「まだ描いていないもの、あらゆるものを描こう!」と気分が高揚してきますね。

Q.谷原さんの作品は奇妙で不可思議なことが多く、観ている人が引き込まれるようなストーリー性を感じます。作品ごとに異なると思いますが、テーマやコンセプトなどあれば教えてください。

例えば2019年に制作した《審判》は五島記念文化財団(現東急財団)の助成を得てフランスに滞在した時に、私自身が人種差別を受けたことから着想を得て制作しました。
この作品の物語を端的に説明すると、「人魚と人間が長年戦争を続けた後、人魚が人間を絶滅させるために、生き物を人魚にするウイルスを世界中に散布した。その結果、全ての人間は人魚になり人類は絶滅する」というものです。


審判

この物語は「人種間の差別とそれに伴う争い」、「戦争や紛争」、「未知のウイルスによる恐怖」などの解決に至らない根本的問題を象徴しています。この物語を起点に作品は展開しながらも、洋服や装身具などを細密に描くことにより生まれた「過度な装飾性」、「滑稽さ」なども含み、人魚に抵抗する画面左の女性は「悲惨な状況に抗う意志」を表明しています。

この作品の続編に当たるのが2021年に制作した《創世記》です。《審判》の続きの世界を想定しました。「全てを人魚にするウイルスが散布された世界」のその後、人類が滅び崩壊した世界の黎明期を表現しています。


谷原菜摘子
創世記

荒野にいる人魚(元は人間)は不思議な乗り物に乗り、ウイルスにより怪物化した動物たちと対峙しています。これは現在私たちが対峙している「可視化することができない敵」を象徴し、傷を追いながらも前進するという人間の持つ性、強さも象徴させています。

社会の持つ見えない傷を可視化する’歪み’

Q.谷原さんの作品の多くが、支持体にベルベットを使われていますが、その拘りや魅力についてお聞かせいただけますか?

ベルベットはその黒さが一番の魅力かもしれません。光を通さないため絵具では到達できない完全な黒が表現できるのですが、この黒さが「暗さ」に繋がり自分の作品テーマと合致しているように思います。また、このベルベットが持つ黒は使用している素材の煌めきを際立たせる効果も果たしています。



もう一つの魅力は独特の「質感」でしょうか。繊維が起毛しているため布の表面が毛羽立っているのですが、これにより絵具やオイルの艶が消され独特のざらりとしたマットな質感が生まれます。起毛しているため絵具を載せるのは大変なのですが、このざらりとした質感も自分の作品世界にあっているように思います。



Q.谷原さんの作品に度々登場する女性が、どことなく作家ご本人に似ているような気がしますが、モデルはずばりご本人でしょうか?

私自身のことが多いです。自分が持つ暗い記憶と社会の暗い事象をつなげるジョイントとして自分自身を作品の中で機能させています。描かれた私は実物の私より体や顔のどこかが変形し少し歪になっています。



また、私だけではなく友人をモデルとすることもあります。パリに滞在してからは私と関連性のない人々を描く「ポートレートシリーズ」も出来ました。彼らもまた実物より少し歪ませて描いています。
この人物に見える「歪み」は暴力の象徴でもあります。歪みとは大きな力を加えることで、形を変形させることです。

この大きな力(暴力)で変形されて生まれる歪な人物たちは、社会が持つ見えない傷を可視化しているのです。

Q.人魚のモチーフもよく描かれていると思いますが、こちらのモチーフへの拘りや描くようになった切っ掛けなど教えていただけますか?

子供のころに八百比丘尼という人魚を食べて不老不死となった女性の物語を読み、それが強く心に残り今の創作につながっているように思います。上半身は人間なのに切り刻まれて食べられてしまう悲惨さが良いですよね。

また西洋と日本の人魚の扱いの差も興味深いです。人魚は日本では不老不死の妙薬として時に捕食されてしまうこともあれば、遊郭で働くこともあります。
一方西洋の人魚は美しい声で歌い、男性を惹きつけそのまま海の中に引き摺り込んでしまうという、恐ろしさと美しさを兼ね備えた超越的な存在として表現されているように思います。
私としては超越的な西洋の人魚ではなく、時に食べられてしまう強者ではない日本の人魚の方に惹きつけられます。



また、人魚を描くときはその作品ごとにモデルにしている魚が違います。例えば審判や創世記という作品ではアロワナを参考に描いたのですがSADOという作品では玉サバという魚をモチーフに描きました。
次に人魚を描くときはまた別の魚をモチーフにしようと思います。

無意識に付けた枷を外して

Q.作家人生の中で、挫折やターニングポイントとなった出来事などありましたら教えて頂けますか? 

最初の方に少しお話ししたのですが、大学の3回生の終わりまでは自分の作品が好きではなく、自信もありませんでした。ベルベットに出会って、作品の主題や描くべきものが決まってからはひたすら制作が楽しかったです。
朝から晩までほぼ毎日制作をしていました。

しかし博士課程に入った直後くらいに、急に自分の環境が息苦しくなってしまい、淀んだものの中にいるような気分になってしまいました。同じところに長くいすぎたのかもしれません。
制作はしていたのですが、1日の大半は精神的に落ち込んでいました。その頃に五島記念文化財団の新人賞を受賞し渡仏することになりました。フランスでの生活は大変なこともあったのですが、浴びるように個展から現代の名作を見ることができ、脳が刺激される日々でした。制作をすることではなく見ることにこの頃は重点を置いていました。



また、パリ滞在中に訪れたロンドンのSaatchi galleryで、たまたま若手の具象の画家のグループ展が開催されていたのですが、彼らの作品が持つ奔放さと、暴力的とも言えるような強いエネルギーに衝撃を受けました。
この時に、「私は日本にいた時に無意識に自分に枷をつけていたのだ」と思い至りました。「自分の作品はこうでなければいけない、このようなものを描くべきだ」という自分でもよくわからない思い込みがあったことに気がつきました。



彼らの作品の隣に自分の作品を並べたらどうなるのだろうか、闘えるだろうかと考えた時に、今のままでは不十分だと実感しました。枷を外しても良い、むしろ外さなければならないのだと実感した時に、より一層絵を描きたいと思いました。

そして帰国してからはこれまで描いたことがなかった、スーパーや田んぼ、崖など様々な場所を舞台とした作品を制作しました。今現在はトイレを舞台に黒いマネキンが人間の男性に襲い掛かる作品を描いています。

Q.普段制作活動されているアトリエについて教えてください。



北加賀屋にあるSuper Studio Kitakagayaというスタジオで制作しています。
北加賀屋は都市部から少し離れているので、余計な情報を遮断して制作に没頭できます。展覧会前は何日もこもって制作をすることもありますが、大変快適です。

制作で疲れた時は近くのスーパー銭湯に行くこともあります。画材屋、ホームセンターもあるので制作に必要なものをすぐに揃えることもできるのがありがたいです。



アトリエには自分の好きなものを置いています。ロシアのマトリョーシュカや、オパール化したアンモナイト、フランスで買ったおもちゃの短剣などを置いて自分にとって楽しい空間を作っています。



Q.今後、作家として挑戦したいことはありますか?

来年に結城座というあやつり人形の劇団と仕事をすることになっています。座長がたまたま私の作品を見てくださりお声がけして頂きました。ある公演に用いる人形の全デザインを依頼されたのですが、座長は「一切の救いがないような劇にしたい」と繰り返しおっしゃっていました。

詳しいお話を聞く前は私に務まるのだろうかと考えたのですが、「救いのない劇の人形たちのデザイン」は自分の制作の刺激になると確信しました。自分にとって初挑戦となる人形のデザインを今から楽しみにしています。



自分の仕事が何か別のものにつながることで、予期できない面白い化学反応が生まれるかもしれないと考えています。今後も制作に没頭しつつ、このような他ジャンルの面白いお仕事にもどんどん挑戦していきたいです。

Q.最後に、アートフルは若手作家に向けてのメディアなのですが、これから作家活動をしていく若手作家に向けて一言お願いいたします。

人生でこれから大変なことや苦しいことがもしかしたらあるかもしれません。そんな時、真摯に制作をしていれば、制作があなたを救ってくれます。私は救われました。

Q.今後の展示会や活動予定等ございましたらお願いします。


谷原菜摘子

谷原菜摘子展「うきよの画家」
Natsuko Tanihara “An Artist of the Floating World”
会期|5月26日(水)-6月6日(日) 会期中無休
時間|10:00-17:00 (入館は30分前まで)
入場 | 無料
会場|上野の森美術館ギャラリー (東京都台東区上野公園1-2)
助成|公益財団法人東急財団


[作品集出版]
「谷原菜摘子 うきよの画家」
本展に合わせ、初の作品集を出版いたします。




[対談企画]
ゲスト|金島隆弘(ACKプログラムディレクター、京都芸術大学客員教授)
日時|6月5日(土) 14:00-15:30 
*日付が変更となりました。
参加無料・予約不要・先着25名まで着席
URL | https://www.ueno-mori.org/exhibitions/article.cgi?id=1024939


[同時開催]
谷原菜摘子展「紙の上のお城」
Natsuko Tanihara “A Castle on the Paper”

会期|5月26日(水)-6月20日(日) 月曜定休日
時間|13:00-19:00
会場|MEM (東京都渋谷区恵比寿1-18-4 NADiff A/P/A/R/T 3F)
助成|公益財団法人東急財団
URL | https://mem-inc.jp/2021/04/27/tanihara2021/


Exhibition

個展
2019 「まつろわぬもの」MEM (東京)
2017 「箱舟は未だ現れない」 ギャラリー16 (京都)
2016 「私は暗黒を抱いている」ギャラリー16 (京都)
2015 「Black is the colour」ギャラリー16 (京都)
2013 「no boundaries」ギャラリー16 (京都)

グループ展
2020 「モノとコトとカラダをめぐってー6つの視点」MEM (東京)
2019 「VOCA受賞作品展「CONNECT VOCA!」第一生命ギャラリー (東京)
  「此方/彼方 ? Visionaries 2」 MEM (東京)
2018 「MUSUBI」galerie DA-END (パリ)
2017 「Young Art Heart 2017」 Galerie F&F (台湾)
  「原田の森リニューアルオープン展 ?ひょうごから世界へ-」 原田の森ギャラリー(兵庫)
   「Kyoto Art for Tomorrow ? 京都新鋭選抜展2017」 京都文化博物館 (京都)
   「25人の作家たち~佐藤国際文化育英財団25周年記念奨学生選抜」公益財団法人佐藤国際育英財団佐藤美術館 (東京)
2016 「VOCA2016現代美術の展望一新しい平面の作家たち」上野の森美術館 (東京)
  「京都市立芸術大学卒業作品展」京都市立芸術大学 (京都)
   「現代戦争画展」TAV gallery (東京)
   「SHOBOX WORLD」清州市立美術館 (韓国)
2015 「京展2015」京都市美術館 (京都)
   「PAINTER SESSION」AIDA gallery (大阪)
   「第24回奨学生美術展」公益財団法人佐藤国際育英財団佐藤美術館 (東京)
   「京都市立芸術大学進級作品展」京都市立芸術大学 (京都)
2014 「京都市立芸術大学卒業作品展」京都市立芸術大学 (京都)
  奈良・町家「はならぁと こあ」旧たき万旅館生駒宝山寺参道 (奈良)
  「京展2014」京都市美術館 (京都)

受賞
2021  梅原賞(博士論文『暗さのそこにある光脈―デロリを起点とした暗い絵の考察』)  京都市立芸術大学
    第39回京都府文化賞奨励賞、京都府
2018 平成29年京都市芸術新人賞、京都市
2017 平成29年度第28回五島記念文化賞美術新人賞、公益財団法人五島記念文化財団
  京都新聞賞、Kyoto Art for Tomorrowー京都新鋭選抜展2017、京都文化博物館
2016 京都市立芸術大学作品展同窓会賞、京都市立芸術大学
  VOCA奨励賞、上野の森美術館
2015 京展2015須田賞、京都市美術館
   第7回絹谷幸二賞 毎日新聞社主催
  京都市銀行美術研究支援制度認定、京都銀行
2014 京都市立芸術大学作品展市長賞、京都市立芸術大学
   京展2014京展賞、京都市美術館
   公益財団法人佐藤国際文化育英財団、第24期奨学生

主なコレクション
京都市美術館
京都銀行
第一生命保険株式会社
The Jean Pigozzi collection