「すぐにアート投資をするべき理由

資産運用には株式や不動産などさまざまな方法がありますが、そこに「アート」という選択肢を持っている投資家は一体どれだけいるでしょうか。今回はアート投資がおススメの理由について解説していきます。

In a art gallery young woman visits an art exhibition and watches artist’s collection.

 <アート投資の特徴>


アート投資ならではの特徴として、大きく「投資」と「文化貢献」という2つの側面が存在します。アートを購入することは作品を「所有する」喜びと同時にアーティストやギャラリーを直接応援する行為でもあります。購入することでアーティストの生活を支えることに繋がると同時に、個展に足を運べばアーティストと直接会話することも可能です。

また購入した作品は日々鑑賞して楽しめるのはもちろんですが、購入した作品もアーティストが活躍することで値段が上がっていきます。中には数百倍にも価格が高騰することもあり、アーティストと一緒に成功を喜べることもアート投資の醍醐味ではないでしょうか。

<魅力的なアート投資の利回り>


アート投資の利回りを10年単位で見た場合、実は金融商品よりもアートの方が利回りが高いのです。つまり資産運用を考えるならば今すぐにアート作品を購入すべきなのです。なぜなら高騰する作品にとって「今日」が1番価格が安い日であるからです。

そしてアート投資のなかでも「現代アート」は作品の歴史が新しい分、投資という観点から見ると価格上昇の期待値が1番高いのです。ちなみに「現代アート」と呼ばれるジャンルは第二次世界大戦以降の1950年代から現在までを指しています。
「現代アート」が最も重要視される価値とは技法ではなく「コンセプト」です。これは現代アートの父とも呼ばれるマルセル・デュシャンが「泉」というトイレにサインをした作品を発表して以降、技術よりも新たな文脈を創ることが重要視され、アートの価値感の大変換が起きたからです。

<上手にアート作品を購入するには>


資産運用としてアートを購入するにはコツがあります。まずは現代アートの歴史や流れについて学ぶことが必要でしょう。そうでないとアートの本当の面白さには気付きませんし、なぜこの作品が新しいのか、評価されているのか、そのことが見えないからです。
全く何も知らない状態で、ただ直感や一目惚れだけに頼って購入すると、「投資」という意味においてはベストな選択と言えず、むしろ失敗する(価格が上昇しない)可能性の方が高いからです。

アートの流れについて学びつつ、ギャラリーなどで作品を鑑賞し、アーティストだけでなくギャラリストの方とも信頼関係を構築していくと、良きアートアドバイザーとしてアドバイスや意見を得ることも出来るはずです。

アート市場は年々マーケットが拡大しています。ぜひこの波に乗ってアート投資を楽しんでほしいと思います。きっと他では得られない体験が必ず待っているはずです。