これから美術品を購入・売却するなら中国美術品に注目!

中国美術品は、美術品の中でも人気が高いジャンルの一つです。
近年高まり続けている中国美術品の人気には、どのような出来事が影響しているのでしょうか?
この記事では、現代における中国美術品の人気について探るとともに、
中国美術品の購入・売却のポイントを紹介します。

中国美術品の人気が高まっている理由は経済にあり!


近年中国美術品の人気が高まっている背景には、中国経済の発展があります。2000年代に入ると、世界経済における中国のGDP割合が徐々に増え始めました。
中でも、2008年~2012年にかけての世界経済の成長における中国の寄与の割合は、全体の3分の1以上を占めています。2013年に入ってからは経済の発展が緩やかに低下しつつありますが、中国国内の生産性は改善の見込みが予想されており、当面は中国経済の好調が続くとみられます。

中国経済の発展は、高額美術品の主体となる富裕層にも大きな影響を及ぼしています。
富裕層が投機目的で美術品を集めることで中国美術品の需要が高まり、高額で取引される美術品が増えているのです

中国は非常に長い歴史を持つ国であり、美術品の歴史もさまざまな変化を遂げています。時代によっては中国国内だけでなく、インド・イラン・ギリシャ・ローマといった外国の影響を受けて発展してきました。中国美術品は歴史的価値も非常に高く、富裕層にとっては自らのステータスを高める要因になっています。

中国美術品は種類が豊富!希少価値が高い美術品も多い


中国美術品には、絵画・書画・山水画・陶磁器・宝飾品等の種類があります。美術品が作成された年代も古くは紀元前6000年前にまで及び、時代ごとに有名な作家が次々と誕生しました。またジャンルごとに有名な作家が存在します。年代が古くなればなるほど美術品の価値は高くなりますが、作成年代が新しいものでも、有名作家の作品であれば高い価値が付く可能性は十分あります。

中国美術品の中でも、近年特に注目を集めているのは切手です。中国切手は、1960年年代~1970年代にかけて起きた文化大革命の影響が色濃く出ている美術品でもあります。1960年代以前に作られた切手は単色で描かれており、政治に大きな影響を及ぼした人物や場所に関する絵柄が中心となっています。

一方、1970年代以降に作られた切手は色鮮やかであり、中国の文化を象徴する絵柄が用いられています。華やかな絵柄の中国切手も高額買取されることが多いのですが、文化大革命が起きた1960年代の切手は数が少なく、特に高い値段が付けられる美術品となっています。

中国美術品を買うときは骨董商や美術商から購入する


中国美術品を買うときは、専門知識を豊富に持つ骨董商や美術商から購入しましょう。現代はオークションをはじめ、手軽に中国美術品を購入できる場所がたくさんあります。
しかし、手軽に購入できる場所に出品されている中国美術品の中には、有名な作者をまねた偽物が混じっている可能性があります。
本物と偽物の区別は、専門知識が無いと難しいものです。確かな価値がある中国美術品は、専門家のもとから購入しましょう。

中国美術品を売却するなら買取強化中の店で行う


美術品の買取を行っている店の中には、中国美術品の買取に力を入れている店もあります。
現在中国美術品の売却を考えているのなら、中国美術品の買取を強化している店で売却しましょう。売却するときは、保存状態を良好に保つよう心がけてください。傷や汚れ、カビ・腐食が起きてしまうと査定価値が下がってしまいます。

美術品の中でも、掛け軸や絵画・切手といった紙が使われている美術品は品質が下がりやすい傾向にあります。買ってから長い期間が経つと劣化が起きやすくなるため、早めに売却することも有効です。