日本のアート市場とポテンシャル分析

日本のアート市場規模は下記になります。

国別アート市場規模 】 ※2017年 ※1ドル = 106円換算

金額(円)金額(ドル)シェア
全世界6.75兆円637億ドル100%
アメリカ2.84兆円268億ドル42.1%
中国1.42兆円134億ドル21%
イギリス1.35兆円127億ドル20%
日本2400億円23億ドル3.6%
その他9000億円84億ドル13.3%

※「The Art Basel and UBS Global Art Market Report 2019」調べ

世界の市場規模:6.75兆円に対して、日本の市場規模:2400億円。僅か3.6%しかシェアがありません。これはいかに日本がアートに対して関心が薄いかを示しています。

次に下記の表は各国のGDPになります。

【 国別GDP(国民総生産) 】 ※2017年 ※1ドル = 106円換算

GDP(円)GDP(ドル)シェア
全世界8469.4兆円79.9兆ドル100%
アメリカ2056.4兆円19.4兆ドル24.3%
中国 1272兆円12.0兆ドル15%
日本519.4兆円4.9兆ドル6.1%
イギリス275.6兆円2.6兆ドル3.3%
その他4346兆円41兆ドル51.3%

※国際通貨基金(IMF)の統計調べ

日本のGDPは世界第3位で4.9兆ドル、世界シェア:6.1%です。

そしてアート市場とGDPを合算したものが下記になります。

アート市場(ドル) GDP(ドル) 割合
全世界 637億ドル 799,000億ドル 0.08%
アメリカ268億ドル 194,000億ドル 0.14%
中国 134億ドル 120,000億ドル 0.11%
イギリス127億円 26,000憶ドル 0.49%
日本 23億ドル 49,000億ドル 0.05%
その他 84億円 410000億ドル 0.02%

GDPに対する各国のアート市場の割合は、日本は0.05%になります。
全世界では0.08%になりますので、全世界よりも低い水準になります。

つまり、この「GDPに対する各国のアート市場の割合」はすなわち、「各国のポテンシャル」と言い換える事もできます。
仮に日本のこのポテンシャル(割合)が世界水準の0.08%になった場合、日本のアート市場は39.2億ドルになります。
またアメリカと同等の0.14%になった場合、日本のアート市場は68.6億ドルになります。

日本の経済成長率は低いとはいえ、世界3位と依然上位にいます。
もし日本が少しでもアートに目を向け始めれば簡単にお金が動く土壌(ポテンシャル)は持っているのです。

今、アート業界もWEBやブロックチェーンなどの波が少しづつ大きくなってきています。
だからこそ今アート投資に注目すべき時なのです。