30、40代の間で話題になっているアート投資とはどういった投資?

ライフスタイルが様々に変化していく30代〜40代にとって、将来の人生設計を考える上で資産運用をどのように選択していくのかは、とても重要な課題です。そして従来の株式や不動産だけでなく、働き盛りのこの世代に身近であり話題になっているのが「アート投資」です。

この世代は現代アートが分からないものという旧態依然とした考え方ではなく、アートの見方やアートに対する知識を教養としてビジネスシーンでも役立てようとする動きが盛んになっているのです。
またアート作品は5万円程度から手頃に購入できる作品も多く、作品の選び方によっては何十倍にも価値が跳ね上がることも珍しくない世界です。事実、10年単位で比較した時、投資に対する平均リターン率が金融商品よりも現代アートの方が高いのです

またアート投資の面白さは、作品を所有する喜びがあることです。日々の生活の中にお気に入りのアート作品を展示し、じっくりと鑑賞することで様々な見え方や発見があることもコレクターの大きな喜びです。これが会社が倒産すれば価値がゼロになる株式との大きな違いです。
アート作品は投資という側面からも魅力でありながら現物資産であり、年月をかけて充分に味わったと思った時に、オークションなどに出品します。そして購入時よりも高く売ることができれば、さらにアートの世界が好きになり今度は違うアート作品を購入してみようと思う可能性が高いのです。

また、今の30代〜40代の思考が柔軟な世代は株式投資をして資産運用している方も多く、ネットで情報を収集し購入することを日常的に行っています。
2018年の日本のアート市場は約3434億円に到達して着実に成長していますが、世界のアートマーケットは約7兆5000億円という巨大市場であり、今後の日本市場の成長と可能性は充分にあります。国内マーケットが大きくなれば、日本人アーティストの作品の値段もさらに上昇していくはずです。

アート投資は自分が知らない世界や才能に出会う絶好の機会でありながら、魅力的な投資対象でもあるのです。また作品を購入することでアーティストへの応援になると同時に、文化貢献へもつながっていきます。

新しい文化を創り出すという意味においてもアート投資は欠かすことができません。美術館に行ってアート鑑賞をするのが好きな方は、例えばギャラリーやオンラインサイト、オークションなどを巡りアートを購入する意識をもって作品と向き合うことで、あらたな楽しみ方を体験して欲しいと思います。

アート投資は新たな美意識や哲学に触れると同時に、資産にも社会貢献にもなる他にはない投資手段なのです。ぜひアート投資ならではの体験を味わって欲しいと願っています。