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アートノミクス

サザビーズとクリスティーズ 〜歴史あるオークションの世界〜

アートオークション(セカンダリーマーケット)の世界は、サザビーズとクリスティーズという2大オークション会社によって牽引されています。それぞれ歴史が深く、サザビーズは1744年に誕生し、クリスティーズは1766年に誕生しました。どちらも発祥はロンドンです。両社のアートや文化貢献は計り知れません。なぜなら約3世紀に渡って戦争などの激動の時代を乗り越え、貴重な美術品を守り抜き、絶えることなく市場へと送り […]

自宅で美術品選びができるAR技術を使ったアート選びとは

ARとは「Augmented Reality」の頭文字をとった略称で、日本では「拡張現実」ともよばれているテクノロジー技術です。この技術を使って、例えば目の前の建物がAR技術が使われているとして、そこにスマホをかざすと建物の歴史などの視覚情報が表示されるといった活用がされています。 その技術の波がアート界に進出していることは自然な流れとして受け入れられています。なぜなら、AR技術を使ってアートを鑑 […]

〇〇倍に値上がりした名和晃平の作品事例紹介

今、最も注目される日本人アーティストといえば名和晃平(1975~)の名前が挙がるはずです。草間彌生、村上隆、奈良美智、その次の世代に位置する作家としてグローバルな活躍が期待されています。 京都にある「SANDWICH」を拠点に活動しており、名和が一貫して主題に置いているものは「ものの表皮への意識」です。そこから名和独自のアートワークを通じて様々なメタファーを作品として発表しているのです。私たちが何 […]

20倍以上に値上がりしたKAWSの作品事例紹介

KAWS(1974~)は米国出身のストリート・アーティストとして、現在、最も注目される存在です。ユニクロとTシャツでタイアップしたことで中国で大行列が出来たというニュースでKAWSを知った日本人の方も多くいることでしょう。 作品の特徴は目がX(バッテン)のキャラクターで有名な「コンパニオン」シリーズなどが代表作です。具象的なモチーフを繰り返し表現しており、商業的にも転用しやすく多くの企業とコラボレ […]

完売率94%!日本でも人気が高まるSBIアートオークション

今、最も国内で勢いがあるオークション会社のひとつがSBIアートオークションです。その特徴は、主要な作品の大半が現代アートに特化していることです。それが他のオークション会社との大きな違いともいえます。また顧客も20代〜40代の世代の方も多く、ミレニアム世代の顧客を取り込むことに成功しています。これは、日本のアートマーケットの将来にも大きな期待を持てると言っていいでしょう。年々、日本のセカンダリーマー […]

投資対象として購入してはいけない美術作品とは

アートを投資対象として考えた時に、購入してはいけない美術品が何かというと、大きく分けて1950年以前に作られたアート作品はオススメしません。なぜなら、名作といわれる作品は既に評価が定まっており、値崩れしにくいものの高額だからです。 例えば今から約30年ほど前、かつて日本がバブル経済といわれた時代には、大企業が競うように印象派の絵画を購入しました。当時は無駄遣いとも揶揄されたものの、その後にバブル経 […]

2019年注目の国内若手アーティスト5選

ここでは2019年注目の若手アーティストを5名挙げていきます。どのアーティストも今後の日本の現代アートシーンをリードすることが期待される、新しい才能ばかりです。 ・松井えり菜(1984~)は、若くして日本のトップアーティストへと駆け上がった大注目のアーティストです。2004年のGEISAI♯6で金賞受賞した後、カルティエ現代美術財団ディレクターのエルベ・シャンデスが彼女の才能を高く評価して、コレク […]

その価値27億円以上!青天井に値上がりする画家ゲルハルト・リヒターの作品とは

ゲルハルト・リヒターは現代を代表する最高峰のドイツ人画家です。作品は世界中の美術館に所蔵されており、歴史あるケルン大聖堂のなかには、ドイツ政府が依頼してリヒターが制作したステンドグラスがあるほどです。 1997年には第47回ヴェネチア・ビエンナーレ金獅子賞と高松宮殿下記念世界文化賞を受賞。2005年には大規模な回顧展を金沢21世紀美術館で開催。2015年には愛媛県豊島に「ゲルハルト・リヒター 14 […]

最高価格98億円!ポップ・アートの巨匠 アンディ・ウォーホル

〜お金を稼ぐことは芸術、働くことも芸術、 うまくいっているビジネスは、最高のアートだよ。〜 【はじめに】アンディ・ウォーホルというアーティストを知っていますか?キャンベルスープ缶の絵やシルクスクリーンで描いたマリリン・モンローの肖像画といえば、見たことのある方も多いことでしょう。ではどんな人物で、作品の何がスゴイのか、アートをビジネスに変え、ポップアート界のアイコンともいわれたウォーホルについて、 […]

市場規模7兆円越え!成長を続けるアート市場

2019年現在、世界のアート市場は米国、イギリス、中国、によってリードされており、3カ国で総売上高は約84%のシェアを握っていると言われています。これは何も不思議なことではなく、現代アートを引っ張る「ガゴシアンギャラリー」のようなメガギャラリーが互いに競うように、この3カ国に新たな拠点を作っていることを考えれば納得がいくでしょう。 特に米国は世界で1番大きなアート市場を形成しています。世界全体の4 […]