美術館やギャラリーへ行った後、自宅にも絵画を飾りたい。部屋いっぱいに沢山の絵画を飾ってみたい。と思ったことはないでしょうか。
今回は自宅に居ながら世界中の絵画を鑑賞できるアプリ『VALL(ヴォール)』をご紹介します。
VALL(ヴォール)とは
VALL(ヴォール)はメトロポリタン美術館やシカゴ美術館などの有名美術館が公開している、パブリックドメイン作品を1,500点以上を収録し、名画の鑑賞が出来るアプリです。
出典:VALL
パブリックドメイン作品公開美術館
メトロポリタン美術館
出典:VALL
シカゴ美術館
ゴッホ美術館
ウェルカム・コレクション
ニューヨーク公共図書館
コペンハーゲン国立美術館
また、アート初心者でも鑑賞をより楽しめるよに、作品の解説を日本語で読めます。作品の意図やアーティストの背景などを知ることによって、よりアートが好きになり、きっと自分の好きな作品に出会えるでしょう。
出典:VALL
大画面で絵画鑑賞出来る VALL Device
VALL(ヴォール)ではスマホアプリ上で絵画鑑賞が出来るだけでなく、別売りのVALL Deviceを使用することで、自宅のテレビやモニターに作品を投影することが出来ます。
出典:VALL
4Kの高画質で映る絵画は、アプリ上のホワイトバランスを調製することで、本物に近い色合いで美術鑑賞が可能となります。
またアプリ上の操作だけで作品を入れ替えることが出来るので、通常の絵画のように作品の付替えといった作業が必要なく、その日の気分でお部屋の印象を変えることが出来ます。
VALL(ヴォール)は元々法人向けサービスとしてローンチされ、2020年6月に個人向けのサービスも始まりました。会議室や応接室、カフェ、美容室など絵画がオフィスに飾られているだけで、来社した方への印象も変わるので、今後サービスが拡大していく可能性もあります。
料金プラン
出典:VALL
【個人】
Free:無料
※利用制限あり
プレミアム:2,980円/月
※VALL Deviceのレンタル、複数ユーザー対応の利用不可
【法人】
Enterprise:要問合せ
アーティストも参加し支援を受けよう
VALL(ヴォール)にはパブリックドメイン作品のプレイリストだけでなく、アーティストが参加できる、VALL Nowといったプレイリストも用意されています。
この機能はVALL(ヴォール)は絵画鑑賞を広めるだけでなく、アーティスト支援としての側面も持っているのです。
VALL(ヴォール)へアーティスト登録すると、ユーザーが作品を投影した時間に応じて月額料金の一部がアーティストへ還元されるシステムとなっています。
またリアルタイムで作品の閲覧状況を確認できたりと、今後の制作のヒントにもなります。
※VALLへのアーティスト登録は下記リンクから出来ます
まとめ
昔はCDで音楽を聞くことが当たり前でしたが、iPod登場以降、音楽は配信で聞くという流れへ変わりました。
美術品が直ぐにデジタルへ変わるかは分かりませんが、こういった形での絵画鑑賞もこれからは徐々に増えてくるのかもしれません。
そして絵画鑑賞のサービスだけでなく、アーティスト支援という2軸を持つサービスは、生計を立てることが簡単でない美術界においてこれからも増えてくればと思います。