2019年6月にフランスの通信会社「アルティス」創業者のパトリック・ドライにより約37億ドル(約4000億円)で買収に合意した事でも話題を呼んでいる、大手オークションハウスの「sothebys(サザビーズ)」。
※買収前の2018年の売上高は前年比2%減の約10億ドル、純利益は9%減の約1億ドルであった
そのサザビーズがオークションのデータを公開しています。
これはアート作品の価値を表しているグラフになりますが、アート業界は50年間上昇トレンドが続いているような状態とも言えます。
また直近3年間( 2016年~2018年 )の作品ジャンル別の成長率は下記になります。
項目 | 成長率 |
アート作品全体 | 11.2% |
Psot-War & Contemporary Art(戦後の現代美術) | 12.8% |
Impressionist & Modern Art(印象派や近代の現代美術) | 10.8% |
直近3年間でも全ての作品ジャンルで10%以上の成長率で上昇しています。
さらに詳細を見ていくと「Psot-War & Contemporary Artの上位5%の作品」と「Impressionist & Modern Artの上位5%の作品」それぞれの価値の伸びは下記になります。
Psot-War & Contemporary Artの上位5%の作品 : +15.8%
Impressionist & Modern Artの上位5%の作品 : +8.5%
このことから下記のような傾向が見えてきます。
・アートの価値は年々上昇している
・現代に近い作品の方が価格が上昇しやすい
・もともと人気の高い作品はその後も価格が上昇しやすい
これはアート投資をする上で大きな枠での一つの指針となります。
投資の鉄則は順張り。この上昇トレンドの波にのって資産運用を始めてみては。