美術品投資はこんな人に向いている!

美術品投資はどんな人に向いている?


日本でも、ブームとなりつつある美術品投資。世の中には幾多もの投資方法がありますが、この美術品投資に向いているのはどんな人なのか。美術品投資の特徴と共に、お伝えしたいと思います。

じっくりと待てる人


美術品は、短期間で大幅に価値が変動するということはほとんどありません。これは価値が安定をしているというメリットであり、そして短期でキャピタルゲインを得たい人には向いていないというデメリットでもあります。
そのため美術品投資は、購入をしてから何年でもじっくりと待てるような人に向いています。すぐに結果が欲しい人には、株やFXのようにデイトレードが盛んな投資の方が向いているでしょう。

少額からスタートしたい人


金銭的なハードルが高い印象を持っている人もいるかもしれませんが、美術品投資は少額からスタートすることが出来ます。特に現代アートは1~3万円程度で購入できるものが多くありますので、少額からスタートしたい人にも向いています
もしかしたら1万円で購入した美術品が、その価値が100倍にも膨れ上がる時が来るのかもしれません。

美術品に造詣がある人


全くの初心者からでもスタート出来る美術品投資。ただやはり、最初からある程度詳しいことに越したことありません。その見識によりどの美術品・作家が伸びるかの先見性を有している人は、大きなキャピタルゲインを得られるチャンスがあります。
また有名な作品になると贋作も多くなりますので、それらを見分ける時にも知識が役立ちます。

美術品の観賞に楽しみを見出せる人


美術品投資の大きな特徴として、展示をして自身で楽しめるという点が挙げられます。これは他の投資対象にはあまり見られない利点で、美術品が好きな人は価値の上昇を待っている間も苦になることはありません。
もちろんこれまで美術品に関心がなかった人も、美術品投資をきっかけに芸術の世界にのめり込む可能性も十分にあります。そのように美術品の観賞に楽しみを見出せる人にとっては、単なる投資以上の価値があります。

節税をしたい人


購入した美術品は、経費として減価償却の対象とすることが可能です。そのため、美術品投資は節税対策にもなります。ただそれには条件があり、取得価格が1点30万以上から100万円未満であること。また経費で購入するわけですから個人としての観賞用ではなく、社内の応接室やエントランスなどに飾ることが必要です。

例えば500万円の利益があった場合、何の節税対策も行わなければ課税対象額は500万となります。しかし40万円の美術品を2点購入し社内に展示した場合、その課税対象額を420万円に抑えることができます。こうした事から、美術品投資を節税対策に利用している事業者も少なくありません。

英語が堪能な人


日本で仕入れた美術品は、何も日本でなくては売れないというわけではありません。その市場を海外に広げることで、そのチャンスは何倍にも大きく膨れ上がります。英語など外国語を理解している人ならば、外国人との交渉もスムーズに進めることが出来るでしょう。
ただ海外のオークション会社でも日本に事務所を置いている所や代行業者の存在もありますので、必ずしも英語が出来なければ外国人とコミュニケーションが取れないというわけではありません。英語が出来ないけど海外市場に参加をしたいという人は、そういった業者を利用しましょう。

まとめ


投資にはさまざまな種類があり、美術品投資もその1つ。上記のような人には向いていますが、すぐに結果が欲しい人などには不向きな所があります。
自分にはどの投資方法が向いているのか。美術品投資を含めたいくつもの選択肢から適正があるものを選びましょう。