佐竹広弥、杉田陽平、津絵太陽、にしざかひろみ、美術太郎、門馬英美-完売作家紹介

佐竹広弥

植物が創作の源だという銅版画家。木の実や蕾などからインスピレーションを受け、そのイメージを広げた形が独自のボタニカル作品を生み出しています。あるときは地球とは異なる惑星の景色が、またあるときは人型の生き物が登場して物語が作られています。根底にあるのは「愛」ではないでしょうか。生きるとは何か、命とは何か、それを身近な素材から「作品」として感じさせてくれるのがアーティストの才能ではないでしょうか。

プロフィール

1985年神奈川県生まれ。2014年東京芸術大学大学院美術研究科修士課程版画専攻修了。
取り扱い画廊: ギャラリー戸村
作品購入の目安:要問合せ

杉田陽平

具象と抽象という分け方に意味はなく、両方の作用を当たり前のように取り入れて作品に出来る新世代のアーティストです。ギリギリまでせめぎ合うビビッドな色彩は大胆にキャンパスからはみ出し、それは絵画なのか立体作品なのか言葉にするのが難しいが、紛れもなく「アート」が存在することを証明し続けてくれます。人類が生み出し続けてきた美の歴史を前進させる試みは、作家本人の個性であると同時に普遍的な感覚であり、今後のグローバルな活躍が期待されます。 。

プロフィール

1983年三重県生まれ。武蔵野美術大学造形学部油絵科卒業。
取り扱い画廊: ギャラリー小暮、hpgrp GALLERY TOKYOなど
作品購入の目安:要問合せ

津絵太陽

世界は美しいということを、それは身近な生活にあることを、絵が語りかけてくれるようです。風の匂い、雲の影、奥行きのある路地、屋根の色、ありふれた日常の中に美は存在し、そうした日々を捉えて描かれています。文学作品のように哲学的でありながら、人の1日に必要なものは何かということを、静かに語りかけてくれるようにも感じます。静謐な作品を通じて、鑑賞者は美の秘密に迫ることが出来るのではないでしょうか。

プロフィール

1996年宮崎県生まれ。2016年久米桂一郎賞。
取り扱い画廊: 美岳画廊
作品購入の目安:号=1.5万円



にしざかひろみ

インクや水彩を使ってモノトーン調の寓話のような静かな世界を生み出しています。登場する動物からも感じ取れる絵の中の気配や感情は、作者自身が投影された形かもしれません。緻密にハッチングされた緊張感のある文学的な作品が多く、この世界には目に見えるものと見えないものがあることを、鑑賞者に提示してくれるアーティストなのです。アート以外の様々な領域でも活躍が期待されます。

プロフィール

1979年神奈川県生まれ。多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒 。
取り扱い画廊: ギャラリー和田
作品購入の目安:要問合せ

美術太郎

動物をモチーフにしており、特に兎が面白い。「いじわる兎」と題した兎が空を見上げているポエティックな作品のシリーズは、兎を通じて様々な感情が鑑賞者にも伝わって来ます。それは白黒つけがたい世界の在り方なのかもしれません。良いことも悪いことも感じて、ときに傷付きながらも逞しく生きている姿は、多くの共感を呼んでいるのではないでしょうか。世界は「GIVE」することで少し優しくなれることを教えてくれるようです。

プロフィール

1975年秋田県生まれ。多摩美術大学卒業。
取り扱い画廊: 鳩ノ森美術
作品購入の目安:号=1万円

門馬英美

境界を描くことを意識して描いているという風景画は、作者にが日頃から感じていた関係性を主題に置いています。それは人と自然の関係、人と人との関係に他なりません。ずっと遠くにあると思ったものが歩いてみると近くにあったり、近くにいると思っていた存在が遠くの存在に感じたり、季節のように移ろう曖昧な関係性を風景として描いているのです。そうした思考の余白なようなものを鑑賞者は感じ、様々な感情が想起されるのではないでしょうか。

プロフィール

1984年東京都生まれ。2008年武蔵野美術大学卒業。2010年武蔵野美術大学大学院卒業。
取り扱い画廊: Gallery子の星、養清堂画廊
作品購入の目安:要問合せ