入江明日香、横溝美由紀、野見山暁治、牟田陽日-完売作家紹介

入江明日香

手漉き和紙と銅版画のコラージュによって作家独自の技法を獲得しました。水彩や箔などを使ったマチエールは極めて美しく秀逸です。作品は日本画の歴史を踏襲しながらも、コンテンポラリーな文脈で勝負することが出来る数少ないアーティストといえるでしょう。生と死の両方に感情が揺さぶられる作ます。国内では圧倒的な人気を誇っており、今後はどのようにグローバルに展開するのかも注目です。

プロフィール

1980年東京都生まれ。2004年多摩美術大学大学院博士前期課程美術研究科版画領域修了。2012-13 年平成24年度文化庁新進芸術家海外研修員としてフランスに滞在[1年間]。​
取り扱い画廊:各地個展・グループ展
作品購入の目安:要問合せ

横溝美由紀

代表作の「line」シリーズでアートシーンに広く知られる存在となりました。絵画の特性である平面という2次元性に捉われる事なく、あくまでも根幹にあるのは「インスタレーション」であるから興味深い。創作の際にどこまでも記憶に落とし込もうとする姿勢は、アーティストが世界をどのように感じているのかを垣間見る事ができます。私たちは横溝作品を通じて、空間とは何か、時間とは何かという哲学的な問いのなかで、再構築しようと試みるスイッチに触れる事が出来るのです。

https://www.instagram.com/yokomizo_miyuki/

プロフィール

1968年東京都生まれ。1994年 多摩美術大学美術学部彫刻科 卒業。
取り扱い画廊:ART OFFOCE OZASA、ギャラリー麟、MARUEIDO JAPAN
作品購入の目安:要問合せ

野見山暁治

半世紀以上に渡って活躍し続けている日本を代表する洋画家です。キャンパスにその時々の感情をぶつけた様な荒々しく見える抽象的な作品は、緻密に繊細に配色されており、見るものに何かを訴えてくるのです。どこかユーモラスで遊び心のある作風は、幅広い世代に支持されています。今なお衰える事ない創作意欲は、生涯にわたって現役であり続ける生粋のアーティストという名にふさわしいのではないでしょうか。さらなる新作が心待ちにされる数少ない人物といえるでしょう。

プロフィール

1920年福岡県生まれ。1943年東京美術学校油画科を卒業。応召、満州に派遣。1946年第2回西部美術展覧会で福岡県知事賞、翌年会員。1948年第12回自由美術家協会展で協会賞、会員に推挙。1952~64年滞仏。1955年サロン・ドートンヌ会員。1958年第2回安井賞。1968年東京芸術大学助教授(’72教授)に就任(1981年退官)。1992年第42回芸術選奨文部大臣賞。1994年第1回福岡県文化賞。1996年毎日芸術賞。2000年文化功労者。2005年第53回菊池寛賞。
作品購入の目安:号=20万円

牟田陽日

現代アートの世界から陶磁器の世界へと移った作家です。極めて絵画性のある上絵と手びねりで作られた陶磁によって独特な作用を与えている。それは陶磁の具象性と絵付けの抽象性が合わさる事で、陶芸や工芸というフィールドとは異なる唯一無二の作品へと昇華しているのです。人気作家となった現在でも進化のスピードは止まる事なく、そのスケール感は規格外であり、特に中国などのアジア圏で人気に火がつくのも時間の問題といえるでしょう。

プロフィール

2008年ロンドン大学ゴールドスミスカレッジファインアート科卒業。2012年石川県立九谷焼疑似津研修所卒業。2016年第11回パラミタ陶芸大賞展大賞。
取り扱い画廊:大丸心斎橋店、ギャラリー桃青
作品購入の目安:要問合せ