佐藤真美、品川亮、清水航、鈴木博雄-完売作家紹介

佐藤真美

日本画で今最もグローバルでの活躍が期待されるアーティストです。山や森をモチーフとした作品も多く、岩絵具や金泥といった日本画独自の画材だけでなく、代表作の「夏の山」では、フェルメールなども愛用した鉱石「ラピスラズリ」を使用している事も大きな特徴ではないでしょうか。独特な筆使いから、山のようにも見えるし、どこか精霊が宿っているような、そんな神秘的な世界が広がっています。新しい日本画時代の到来を感じさせる、新感覚の作家といえるのではないでしょうか。

プロフィール

1989年山口県生まれ 。2005年東海女子大学総合文化学科卒業。現在創画会会友。2012年京都造形芸術大学芸術学部美術工芸学科洋画コース卒業。2014年鳴門教育大学大学院学校教育研究科美術専攻修了。 2017年アートオリンピア2017審査員特別賞。 2018年第7回東山魁夷記念 日経日本画大賞展入選。

取り扱い画廊:永井画廊、新星堂、大雅堂、画廊くにまつ青山
作品購入の目安:10号=15万円

品川亮

現代アートの文脈で語られるべき日本人アーティストといえるでしょう。とはいえ根底には日本画があり、日本の絵画の文脈をコンテンポラリーな文脈でどのように語るべきなのか、思考の積み重ねを日々しているはずです。日本独自の宗教観や神仏などから抽出して「間」という概念と「移ろい」に着目し、見る角度によって絶えず変化し揺れ動く作品などを発表しています。鑑賞者は作品を前に自然と動きながら見てしまう行為そのものが、作家が意図的に生みだした「儀式」であることがとても面白く、哲学的な作品を多く発表しています。

プロフィール

1987年大阪府生まれ。京都造形芸術大学大学院ペインティングコース修了。14~16年 三菱商事アート・ゲート・プログラム入選(同第25、 26、29、30回)
取り扱い画廊:-
作品購入の目安:要確認

清水航

どこまでもフラットである日本画の技法を用いて、大胆な構図と色彩で幅広い世代に人気の作家です。具象画のモチーフの背景は抽象画であり、両方の感覚を1枚の絵画として捉えているところも面白さの秘訣ではないでしょうか。豊かな四季の移ろいを描いた作品によって、日本の美しい風景と出会うことが出来ます。表現を支える確かな技術力に定評があり、作家の真っ直ぐな視点を通じて、私たちは新しく懐かしい感覚に出会う事が出来るのです。

プロフィール

1983年神奈川県横浜市出身。2009年多摩美術大学美術学部絵画学科日本画専攻卒業。2011年多摩美術大学大学院博士前期課程美術研究科日本画領域修了。現在新日春会会友。
取り扱い画廊:美岳画廊、すみれ画廊
作品購入の目安:号=3.5万円

鈴木博雄

学生時代に培った「修復」の技術をベースに、作家独自の哲学によって日本美術の伝統の再考を試みています。日本美術が本来持っていたユーモラスさを抽出して、それを作家が独自に生み出したキャラクターが演じる事により、コンテンポラリーの文脈で語るべき作品へと昇華させています。作品は常に完売であり、現在、入手困難な完売作家の一人です。その作風は日本の他に東アジアのアートマーケットを中心に人気が広まることが期待されています。

プロフィール

1986年兵庫県生まれ。2012年東京藝術大学大学院美術研究科文化財保存学保存修復日本画専攻修了。 
取り扱い画廊:秋華堂
作品購入の目安:要問合せ