世界43ヶ国以上もの国々で、アートを描く旅をしてきた画家・ZiN。現在は創作活動を行うと同時に、アート講師としても活躍しています。
今回は、アート講師としてのZiNさんにスポットを当ててお話を伺いました。
ZiN
1985年 宮崎県生まれ大阪育ち
大阪デザイナー専門学校卒業
学校卒業後、キャンパスとアクリル絵の具を持ち運びながら、世界43ヶ国以上を５年間以上に渡り、ライブペイントやアートイベントに参加しながら旅をする生活を行う。その後、日本に帰国した時に子供ができたので海外の旅は終わり、沖縄に拠点を移して画家活動を開始。
【オンライン絵画教室ZiNART】
【Youtubeジンジンアートch】
授業を”自動化”する仕組みを構築
Q.アートの講師歴を教えてください。
海外の各ホテルでアートワークショップをしていましたが、日本帰国後(2015年)に自動で授業が進んでいくオンライン絵画教室ZiNARTをネット上に構築しました。
Q.アートスクールの講師を始めたきっかけを教えてください。
自分の作品のタッチは唯一無二と言える自信がありました。そのスキルを多くの人に伝えれば、確実に画力アップして人の役にも立てると思ったからです。
Q.ご自身の作家活動と、講師としての活動はどのようなバランスで行っていますか？
僕のオンラインZiNART絵画教室は基本的に全て自動で進んでいくものなので今の僕が何もしなくても過去の僕が全てを教えてくれる仕組みの絵画教室になっています。
もちろん直接のアドバイスはリアルタイムでしていますが、大抵の事は自動で絵画教室の中でお伝えしています。なので作家活動と講師としてのバランスは1:9くらいです。1日のほとんどの時間を作家活動に時間を割いています。
Q.コロナ禍でアートスクールはどのような影響を受け、また変化しましたか？
動画で授業が進んでいく絵画教室なので、このコロナ渦で自宅で絵を学ぼうと思う人が増えたのか、参加者が以前よりも増加しています。
Q.オンラインでの授業を開催するまでに、どのような悩み、苦労がありましたか？
まず最初にこの仕組みの構築に苦労しました。昔からオンラインでの絵画教室はありましたが、授業を”自動化”をする人は誰もいなかったので手探りで作業を進めてきました。
Q.オンライン授業で使っているツールはなんですか？
Youtubeとステップメールを使ってます。
動画での授業だから何度も確認でき、スキルを伝えることが出来る
Q.現在行っているオンライン授業の頻度、時間を教えてください。
オンライン絵画教室に参加した時から１週間毎に授業動画が配信されていきます。動画平均時間は2時間程度ですね。
※最初の１ヶ月間は無料です。この１ヶ月で基本的な事を全てお伝えしています。
Q.一回の授業での生徒数を教えてください。また、理想の人数を教えてください。
全て自動で授業が進んでいくので一回の授業に何人いるという概念はありません。一人一人に直接動画で自動の授業がおこなわれるので人数の制限は一切ありません。
Q.オンライン授業のメリット、デメリット
〈メリット〉
動画での授業なので参加者は永久的に何度でも授業を確認できます。なので確実に僕のスキルをお伝えする事が可能となっています。
〈デメリット〉
このオンライン絵画教室の自動化をするまでがかなり大変です。まず絵を学びたい人を集中的に集めたり、絵画教室の価値を伝える仕組みを作らないといけないのですが、これを構築するのに半年から１年以上は時間がかかります。
Q.オンライン授業の利用者はどんな方が多いですか？また、生徒さんが増えたりしましたか？
これから絵を始めたい人がほとんどですが、既に画力がある人も参加して頂いてます。
既に画力がある人に対しては「これだけ画力があれば参加しなくてもいいんじゃないですか？」っと提案してますが、それでも僕のタッチから何かを学ぼうとしてくれる方は多数いますね。
Q.対面での授業と比較して、講師側に求められるものはなんだと思いますか？
自分のスキルを余す事なく全てをお伝えする事ですね。
Q.オンライン授業を行うにあたり、不便を感じる点は何ですか？
授業の内容のほとんどを自動化しているので、不便さは一切感じません。
Q.オンライン授業に向いている、向いていない技法、ジャンルなどはありますか？
オンライン授業に向いているジャンルだと、一目見て「これはどう描いてるんだろう？」っと思えるタッチの絵画は強いですね。
逆にどう描いているのか直ぐに分かるものは、お金を払ってでも学びたいとは思いにくいようなので、オンライン授業をする場合は、細かなテクニックを沢山使っているようなジャンルの作品の方が扱いやすいです。
これからもどんどん成長する生徒さんを生み出していきたい
Q.初心者がアートをオンラインで学び始めるのは難しいのでは？またハードルが高そう、と思うのですが、実際はいかがですか？
初心者の場合だと何度も見て確認する、観察力をあげるっという事が重要なので、何度でも確認できる授業動画での場合は逆にハードルが低くなると思います。もちろん基本的なところから学ばないといけませんが。
Q.実際に授業を受けている生徒さんから、オンライン授業についてどんな反響がありましたか？
オンライン絵画教室ZiNARTを開講してから有難い事にずっと高評価を頂いてます。僕も驚くほど画力をアップさせる人も出てきましたし、お礼の言葉も沢山頂いてます。
Q.今後もオンライン授業を続けたいと思いますか？
これからもどんどん成長する生徒さんを生み出していこうと思います。
Q.講師をしていて一番のやりがいは何ですか？
１回目の授業で僕の描く「世界」を誕生させる授業なのですが、生徒さんそれぞれ、僕の世界を独自の世界に変化させて「完成しました〜！ありがとうございます！」とその作品を見せてくれる時ですね。
本当に物凄い世界観を出す方もいるので見ていて面白いです。
Q.アートスクール講師になろうかと悩んでいる作家に向けて一言お願いします。
これから動画の需要がどんどん高まってくるので動画での授業を構築していくといいと思います。
僕のやり方を教えて、既にオンライン絵画教室を自動化して成功した生徒さんもいますが、コロナ渦の影響もほとんどないようですし、何度でも動画で確認できる点で満足度も高くなるようです。
Q.アートをオンラインで学んでみようかと悩んでいる方に一言お願いいたします。
絵画教室ZINRTはどんな人でも確実に僕のタッチで描けるようになる授業内容となっているので、是非参加してみてください。
YouTubeでも『絵画教室jr』っという初心者向けに無料動画も発信しているのでそちらも是非ご覧ください。