アート投資をするにしてもアートってどうやって購入するの?どこで購入するの?と言う疑問が浮かぶこともあるかと思います。
下記は国内の美術品の流通経路になります。
経路 | 2016年 | 2017年 | 2018年 |
画廊/ギャラリー | 792億円 | 726億円 | 735億円 |
百貨店 | 627億円 | 685億円 | 644億円 |
アートフェア | 176億円 | 129億円 | 253億円 |
インターネット | 96億円 | 84億円 | 180億円 |
オークション | 148億円 | 133億円 | 135億円 |
ミュージアムショップ | 112億円 | 51億円 | 75億円 |
国外から購入 | 143億円 | 137億円 | 87億円 |
作家から直接購入 | 219億円 | 280億円 | 211億円 |
その他 | 120億円 | 212億円 | 139億円 |
※一般社団法人 アート東京 調べ
これを見ると現在の国内の主要販売経路は画廊/ギャラリーと百貨店になっています。
その占める割合は55.9%です。
画廊/ギャラリー:29.8%
百貨店:26.1%
※2018年
半数以上のアート作品はこの経路で手元に届いています。
一方、近年伸びているのがインターネットです。
2017年から2018年の伸びは前年比:+96億円になります。
今や色々なものがパソコンやスマホで購入できる時代です。
まもなく5Gが整備され、全てのモノがはIoTでインターネットと接続する未来がすぐそこまで来ています。
その世の中の流れで芸術やアートだけが対面販売だけをしているというのは無理があります。
この先インターネットでのアート作品の販売はますます加速していくことは想像に難しくありません。
また気になるのは作家から直接購入が200億円を超えています。
これは画廊/ギャラリーの大きすぎる手数料など様々な理由はあると思いますが、アート作品のインターネットでの販売が広まれば、作品のインプレッションが増え、それまでリーチできなかった層にもアピールができ、作家も制作に集中できるようになります。
もちろん作家の取り分も大きくなり (手数料が小さくなる) アーティストとしての活動基盤ができるようになります。
そんなアートのインターネット化ですが、国内外でとても沢山のサービスができてきています。
それは作品を販売するECだけでなく、ブロックチェーン技術を使った来歴証明や真贋管理、AR技術を使った作品を設置する時のシュミレーション、そして作品の共同保有や分割所有など今まさにアートがWEB化している最中です。
インフラができコンテンツが発展するのはどの業態でも同じです。
アート投資。今が仕込み時なのではないでしょうか。