2019これからアートで食べていく方法

こんにちは。アートマーケティング専門家の小長谷です。

普通にがんばって絵を書き続けても食べて行くことはできません。

普通じゃない方法を実践していかならければ芽がでません。

どんなに絵が好きでも
どんなに技術があっても
どんなに長く作家をやっても

そんなことは世間は価値として認めてくれません。

これからの時代好きな絵で食べて行きたいならこれから書いていく方法を実践してください。

別に大衆受けする好きではない絵を書く必要はありません。
あなたが書きたい絵をそのまま書いてもらって大丈夫です。

これからアートで食べていく4つの方法

  1. 自分の作品の価値を世の中に広めるためにSNSで情報発信を頑張る
  2. テレビに出る
  3. 自分の作品を取り入れてくれる企業や商品を探しコラボする
  4. 著名人の目に止まりタダでもいいから保有してもらう
  5. あえてコピー商品を作る
  6. WEBサイトで絵を買えるようにする

①自分の作品の価値を世の中に広めるためにSNSで情報発信を頑張る

とにかくいろんな人の目に触れなければあなたの絵は存在していないのと一緒です。とにかくSNSをがんばって企業やアート界の著名人の目に触れる機会を増やしましょう。

新しい作品が出来たときだけでなく、制作過程や作品への想いなどもツイートすることです。目標はTwitterなら1日10ツイート。Instagramなら作品のメインキングと完成のときの写真をアップします。

②テレビに出る

本気で自分の絵を売り込みたいなら普段アートに興味のない人の目に触れる機会を増やさなければなりません。

例えば「家、ついて行ってイイですか?」というテレビ東京の番組があります。終電後の渋谷駅などにいる人達に声をかけてタクシー代とコンビニで好きなものを買う代わりに自宅に訪問させてもらうというドキュメンタリー番組です。
最近では、それに近い企画の番組にたまたま出演した作家の絵が飛ぶように売れたという成功事例もあります。

本気でテレビに出るなら取材を受けれそうなところに張り込むくらいの覚悟が必要です。『いつか誰かが認めてくれるだろう』なんて甘い考え方では、厳しいアート界で食べていくことはできません。

自分から売り込んでいく覚悟と行動力が絵を書く技術以上に必要です。

テレビ離れの時代ですが、テレビは普段アートに興味を持っていない人以外に興味を持ってもらうにはテレビは強力なツールです。

まだまだ一般の人からすればギャラリーも入りにくいですし、美術館も特別な絵しか飾られません。
SNSで情報発信していても興味のない人には見てもらえません。

なので1回で状況がひっくり返るくらいの爆発力が必要です。

先程紹介した成功事例のように、テレビという100万人単位で見られるメディアによって、あなたの作品をぜひ買いたいという人を増やすことができます。

③自分の作品を取り入れてくれる企業や商品を探しコラボする

山口歴という作家をご存知でしょうか。

この人はユニクロとコラボしてTシャツになりました。
Tシャツにすることで3000円で山口歴さんの作品を買えTシャツにすることで日常的に多くの人の目に触れる機会が作れました。

自分の作品を企業に持ち込みましょう。

たとえデザイン料がもらえなくてもデメリットはありません。
あなたの作品が企業の力で世の中に広がる瞬間を目の当たりにできるかもしれません。

④著名人の目に止まりタダでもいいから保有してもらう

アートが好きな著名人ないそうな場所に出待ちしましょう。

それくらい行動力と根性がないと上位0.01%に入って作品の価値を100倍1000倍にはできません。

アートには本質的な価値はありません。
画材の原価は数万円で買えます。

ところが数万円の原価の絵画に100億円の価値が付くこともあれば1万円でも売れない絵があります。

高級車のフェラーリはあんなに部品があって、世界トップクラスの技術が注がれていますが、価格はせいぜい3000万円です。プレミアが着いてもせいぜい3億円です。
同じ道路を走る車という意味なら軽自動車は150万円ほどで買えてしまいます。

なのに原価が安い絵画の価値は10億円を越えます。
中には100億円を超えるものもあります。

この違いはなんなんでしょうか。
物の価値って一体なんなのでしょうか。

それは「どんな著名人に保有してもらったか」ということと「欲しいという人がどれくらいいるか」ということが重要になってきます。

著名人が保有していた事実で世間的な価値が上がります。
そして基本絵は物理的に1点ものなので買いたいという人がどれだけ現れても買えない人の方が圧倒的に多いことで付加価値が付くのです。

どれだけ苦労して完成したかも、どれだけ時間をかけたかも絵の価値には大した意味を持ちません。先程も言いましたが、大事なのは「誰が保有していたか」と、「欲しい人がどれくらいいるか」です。

まずは著名人に自分の絵を見てもらうにはどうすればいいかという発想が必要です。

⑤コピー商品を作る

アート界では非常識なことかもしれませんが、非常識なことをした上位0.01%の作家の作品の価値だけが何百倍も価値が上がっていきます。

コピー商品を世の中に多く広めることで自分の作品を多くの人に見てもらえるようになります。

一般の人からすれば絵画に10万円出せません。
どんなに欲しくても10万円を持っていない人は10万円の絵を買うことは出来ません。
もっていないものは出せないからです。

本物でなくていいから作品を家に飾って楽しみたいという人はいます。

偽物だから恥ずかしいという感覚はないでしょう。

その需要に応えて、1万円のコピー商品を作って多く人の家に飾ってもらうことであなたの作品を手軽に楽しんでもらえる世界を作れます。

先程のユニクロとコラボしてTシャツになった山口歴さんの事例をあげたようにTシャツにすることで通常50万円以上する山口歴さんの作品がたった3000円で買うことができます。果たしてこれはコピーだから恥ずかしいことでしょうか。

そうではないはずです。そしてTシャツにすることで山口歴さんは日常的に多くの人の目に触れてもらうことができます。山口歴さんにとってはこれによって自分の作品の価値が下がるでしょうか?

答えは上がります。世の中に広く認知され有名になることで山口歴さんの評価は一気に高まります。

「なぜゴッホは貧乏で、ピカソは金持ちだったのか?」という本があります。
ゴッホは自分の作品を1点1点の作品を売るばかり考えていました。

当然無名の頃は売れません。

ところがピカソは絵そのものを売るよりも自分の絵をワインラベルのデザインにコピーしてワインとし販売しました。

これによって知名度が爆発的に広まりました。
ゴッホも後に有名になりましたが、比較するとピカソの方が早く作品の価値が上がったことは想像できます。

⑥WEBサイトで絵を買えるようにする

もはや絵画が欲しいと思ったときにギャラリーでしか買えないというは時代遅れです。

今ではネットでなんでも買える時代です。満足に買えないのは家と車と絵画くらいです。これがどれだけ時代遅れだということがおわかりでしょうか。

家も車も高額で契約のことがあるのでまだ理解できますが、10万円の絵を買うのになんで足を運ばないといけないのでしょうか。

そして一般人からすればギャラリーは閉鎖的で非常に入りづらいです。
ギャラリストの人の話やギャラリー自体のしきたりやルールも非常に煩わしいです。

時代の流れからすると作品を手軽にネットで買える時代はもうとっくに来ているべきです。

これからは買いたいときにすぐ買える作家の作品が売れていくことでしょう。

大衆受けを狙うのは愚策

売れようとするあまりに大衆受けする作品を作る作家がいますがそれは愚策です。
尖っていないと誰にも刺さりません。

まずはあなたの世界観を確立してください。

世界観とはモノの見方です。

「あなたが見ている世界」をあなたの作品を通して世の中の人に見せてあげることです。

あなたが大事にしていること

あなたが問題だと思っていること

それを絵をとして表現してください。

世界観ができたら①から⑥までを実施してください。

ちゃんと実施すればあなたの好きな作風で食べていくことができます。

さあ今すぐアートで食べていくための方針転換をしましょう。