100円から購入!アート作品のオーナー権を分割して売買できるSTRAYMとは

STRAYM(ストレイム)とは2019年12月3日に誕生したばかりのアートプラットフォームとして、アートを100円から売買する「分割所有」を軸としたビジネスを展開しています。運営会社はSMADONA株式会社(本社:東京都渋谷区)です。

STRAYM (ストレイム)

カルチャーを集める、楽しむ、繋がれる。独自のブロックチェーン・スマートコントラクトを用いたオーナー権NFTを通じてリアル…

初回公開されたアート作品は3作品です。バンクシー「Rude Copper(2002)」、カウズ「Untitled(1999)」、ティルマンス「Atair(2006)」、アート好きなら誰もが知るグローバルアーティストの作品ということもあり、その動向に注目が集まっています。

STRAYMで実際にバンクシーの作品を購入してみた体験記事はこちら

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一つのアート作品を所有するのは一人だけと言うのが今までのアートでした。しかし、一つのアート作品に複数の人がオーナーになる事を可能とした分割所有型プラットフォームが「STRAYM」です。 [blogcard url=https://artfu[…]

どのようなビジネスモデルかというと、公開されるアート作品は売却したいコレクターから出品してもらいます。その後にSTRAYM上で「トークン」を発行して作品のオーナー権を分割して販売します。トークンは100円から購入可能なためワンコインで気軽に分割オーナーになる権利を得ることができます。
また購入したトークンはSTRAYM上のマーケットで売買できます。ちなみにトークンは100%保有することで現物の作品の受け取りも可能です。まさにブロックチェーンの技術をベースに生まれたサービスといえるでしょう。

アートの分割保有のターゲットは富裕層ではなく、アートに興味がある方の多くに投資機会を提供することです。より多くの人が気軽にアートを「購入する」ことができれば、それは日本のアート市場を活性化させることに繋がるはずです。
年々、日本のアートシーンは成長しているとはいえ世界のアート市場の数%に過ぎません。共同保有は日本が抱える様々なアートへの課題を解決してくれる可能性があるサービスなのです。

また共同保有から生まれる新しいアートへの関わり方も期待されます。
例えばオーナーだけが知り得るクローズドなコミュニティや情報共有の他に、アートをよりパブリックな場所で展示することで、より多くの方に作品を見てもらい社会的認知をあげ、それがアート価格へと反映されればアート投資への好循環に繋がるかもしれません。

共同保有する上で大切な売買情報はブロックチェーン上に記録されるため、来歴管理だけでなく、誰が保有しているのか、保有していたのかを含めて新たなアートの潮流が起こるかもしれません。またコレクターを悩ませる保管場所の確保もSTRAYMが適切な保管体制を用意することで、常に作品は最高のコンディションでキープされるので安心して次世代へと作品が引き継がれるはずです。

誰もがアートを所有して楽しめる分散型アートオーナシップとは、アートへの様々な関わり方や体験をもたらすサービスです。今後も継続していくためにはアート投資で実際に「利益」をもたらせるかがポイントとなるでしょう。STRAYMの今後の展開に注目が集まっています。