美術品投資初心者は信頼できる美術商との出逢いがポイント!

目利きが難しい美術品投資


美術品投資で高い利益を得るためには、目利きができなければいけません。将来有望な作家を見極めて作品を入手したり、今後市場価値が上昇することが予想できるジャンルを見極めたりする必要があります。しかし、美術品投資の初心者が、簡単に目利きするのは現実的に無理でしょう。どれだけ美術が好きであっても、将来性まで見極めるのは至難の業です。

そこで美術品投資の成功へのヒントになるのが美術商の存在です。上手に美術商との関係を構築することができれば、作品の価値を見極めて将来性のある作品を入手できる可能性を高めることができます。そのため、美術品投資初心者は美術商との出逢いがポイントとなるのです。

そもそも美術商とは?


美術商とは、簡単に言えば美術家・作家などから美術作品を購入し、その作品を販売する人のことです。他にもアートディーラなどと呼ばれることもあります。主に絵画を扱っている方は画商、ギャラリーを所有している方はギャラリストなどの言われることもあります。美術品の価値を見極めて作品を販売するのが美術商の仕事ですが、実はその業態は様々です。

一般的にイメージするのが、作家などから購入した作品を自前のギャラリー・画廊に展示して販売する方法です。他にも、貸ギャラリーや貸画廊で展示販売したり、美術館やコレクターなどの代理として作品を集めたりする方もいます。さらには、仲買人のような役割を果たすような美術商の方もいます。

美術品投資の初心者が美術商との関係が重要な理由!


最初に紹介したように、美術品の見極めは初心者にも難しいです。そのため、美術品のプロである美術商と関係を築くことができれば、自分の代わりに将来性のある作品を見つけてきてくれます。また、ギャラリーを保有している美術商は、新人作家を育成してプロモーションしているケースも多々あります。この場合、新人作家の将来を期待して美術商はプロモーションしているのであり、その作品を入手しておけば価値が高騰するかもしれません。

このように、美術商と関係を築くことができれば、将来有望な美術家・作家の作品を入手しやすくなります。目利きができない素人だからこそ、上手に美術商を利用するべきです。

美術商と出逢うことができる場所はどこ?


美術商と出逢う場所で一番有力なのは、ギャラリーに訪れることです。美術商が保有しているギャラリーに訪れることで、美術商と出逢うチャンスがあります。また、貸ギャラリーであったとしても、美術商が作品を展示して販売しているケースもあるので出逢えるケースもあります。
アートフェアに訪れるのも、美術商と出逢うチャンスです。アートフェアには、簡単に言えば「アートの見本市」です。会場では美術商が作品を販売しており、美術商と出逢うことができます。

信頼できる美術商との関係構築がポイント!


美術商との関係を構築し、将来性のある作品を入手する確率を高めることで、美術品投資の成功の可能性を高めることができます。しかし、ここで重要なのは信頼できる美術商との関係を構築することです。
実は、美術商には特別な資格はありません。中古美術品を販売する場合は古物商の資格が必要ですが、これは美術品に関する資格ではありません。つまり、美術商は誰でも簡単に名乗ることができるのです。悪徳な美術商もいるため、信頼できる美術商と関係を構築することが重要なのです。

美術商の力も借りながら見極めていこう!


美術品投資の初心者は、いきなり美術品の目利きをするのは難しいです。そのため、美術商の力を借りるのがいいでしょう。信頼できる美術商から作品を購入したり、作品を入手してもらったりすることで、プロの目利きによる作品を手に入れることができます。

上手く信頼できる美術商の方と関係を構築することができれば、相談に乗ってくれたりアドバイスをくれたりするでしょう。まずは美術商の力を借り、美術品の目利きを高めていってはいかがでしょうか。