現代アートによる美術品投資は情報収集がポイント!

現代アートは投資として好相性


美術品の中でも、現代アートは投資とは好相性です。とくに、将来性のある新人や無名の現代アート作品に投資すれば、作品の価値が高騰しやすくて投資が成功しやすいと言えるでしょう。しかし、闇雲に新人・無名作家の現代アートを収集すればいいわけではありません。新人作家の作品を手当たり次第購入していけば、価値が高騰する作品をいくつか収集することができるでしょう。しかし、それでは投資ではなく投機であり、コンスタントに収益を出すのは難しいです。

そこで重要なのが情報収集です。作家や作品についての情報を収集し、戦略的に現代アート作品に投資することで、収益を出す可能性を高めることができます。それでは、現代アート投資をする際に、ポイントになる情報とは何でしょうか。今回は、現代アートへの投資をする前に収集しておきたい情報について紹介していきます。

現代アートへの投資前に収集しておくべき情報


<作家の経歴やギャラリー所属の有無>
現代アートで美術品投資をする前に、集めておきたい情報の1つが作家の経歴やギャラリーの所属についてです。これまで多くのアート作家を輩出してきた美大やギャラリーに所属しているなら、投資の対象にしたい作家と言えるでしょう。なぜなら、多くのアート作家を生み出してきた大学に所属していれば、アート分野における人脈が期待でき、作品についても認められる可能性があるからです。

また、ギャラリーに所属しているということは、ギャラリスト(画廊主)から認められていることを意味しています。有名作家を輩出してきたギャラリストは、素人よりも断然に美術品の価値について詳しいです。そのギャラリストが才能を認めているということは、将来性のある作家と言えるでしょう。そのため、これまで多くの作家を輩出してきたギャラリーに所属している、若手・無名作家の作品は投資として狙い目です。

<作家のSNSにも注目>
意外かもしれませんが、作家のSNSにも注目です。今の時代は情報がネットにあふれており、作家もSNSなどを通じて情報を発信しているケースが多々あります。当然ですが、フォロワーが多い作家は、評価されているといっていいでしょう。

フォロワーが多い作家が情報を発信すれば、拡散される可能性があります。そうすれば、多くの人がその作家の作品について知ることになり、評価される機会が増えます。その結果、知名度アップにつながって作品の価値の高騰にも期待できるのです。

<トレンドについて>
美術品投資の場合、作家についての情報だけがポイントなわけではありません。現代アートのトレンドについての情報も、とても重要なポイントとなっています。当然ですが、トレンドは移り変わっていくものです。そのため、過去や現在の現代アート作品の流行をチェックし、今後はどんな作品がトレンドになっていくのかを予想することが必要です。

トレンドになりそうな作品を収集しておき、実際にトレンドになれば価値が高まる可能性が高いです。将来を予想するのは難しいですが、どんな作品が流行しそうなのかを考えてみてください。

情報から分析して現代アート投資をしよう!


現代アート作品で美術品投資をする場合、どうしても投機のようになってしまいがちです。しかし、それでは収益を出すのが難しくなってしまいます。美術品を投資として扱うなら情報を収集し、得た情報を分析して投資していくことが重要です。

現代アート作品における情報収集としては、作家の経歴やギャラリー所属の有無やSNS、トレンドなどについての情報を集めておくべきでしょう。そして、それらの情報を分析しながら、どの作家のどのような作品に投資するべきなのか検討してみてください。