世界のオークションハウスとは?

今、アート投資が人気です。なぜなら長期投資(10年)の場合、金融よりもアートの方が平均利回りが高いことに注目が集まっているからです。
実はアート投資は10万円もあれば気軽に始めることができるため、投資家の選択肢の一つとして検討する方が確実に増えています。元々のアートファンも日本の場合、アートは鑑賞するものであり購入することを考える人はまだまだ少ないのが現状です。いざアート投資をしようと思ってもどこから手をつけたらいいか分からない方もまだまだ多いようです。今回は多様なアート作品を売買している「世界のオークションハウス」の特徴について解説していきます。

クリスティーズとサザビーズ


どちらもロンドン発祥の2大オークション会社です。名実ともに世界のオークションシーンを引っ張る存在です。
比較すると戦前(第二次世界大戦以前)の作品に強いのがクリスティーズ、現代アートに強いのがサザビーズといった特徴があります。

ヘリテージ・オークションズ


特にレアコインや希少貨幣に強く、1976年に米国で生まれたオークション会社です。他にはコミックアートやスポーツカードなどの分野が特に強いことも特徴です

フィリップス・オークショニアズ


ヴィンテージ時計の世界で旋風を巻き起こしているオークション会社です。時計の分野でクリスティーズやサザビーズの対抗軸として台頭しています。
また現代アートの分野でも注目されつつあり、東京・六本木のアートギャラリーが集うピラミデビルに東京支社を出店しています。

ボナムス


世界中の都市に支店を持つボナムズは18世紀にイギリスで誕生した老舗オークション会社です。約60種類と多岐にわたる分野の取り扱い実績があります。特にヴィンテージカーの分野で抜群の強さを誇り、この分野ではオークション業界でNo1です。

このように世界のオークションハウスにもそれぞれ特徴があることを抑えておきましょう。いざ売買するときはその作品に適したオークション会社で販売することでより高値が付くのです。

 ギャラリーが作品を購入する場だとしたら、オークション会社は作品を売買するマーケットです。オークション市場はセカンダリーマーケットとも呼ばれ、様々なアート作品が売買されています。
いざ所有しているアート作品を売ろうとするときに、大手オークション会社は作品の販売力と営業力にとても優れています。影響力のあるオークション会社は世界中のコレクターを顧客に抱えており、作品の売買の全てをサポートしてくれるのです。

また世界のオークション会社がどんな作品をどのような価格で販売したのかを調べることで、世界のアートシーンのトレンドを掴むことができるはずです。1度この世界に入るとアート投資ならではの独特な刺激に満ちた世界に出会えるはずです。ぜひアート投資を始めてみることをオススメします。