美術品を購入する際にはいくつかの選択肢があります。ギャラリーや百貨店、またはオークションなど。
しかし近年、身近な所での取引が拡大しています。
それが「ヤフオク」です。
ヤフオクとはYahoo!が運営しているサービスで、誰もがその存在は知っていて利用されたことのある方も多いと思います。
ヤフオクには美術品のカテゴリーもあり、ここでの取引が拡大しています。
下記はヤフオクでの絵画の総落札額の比較です。
【絵画の総落札額】
2009年 約18億800万
2018年 約39億8400万
10年間で約2.2倍に拡大しています。
また下記は絵画の平均落札額の比較になります。
【絵画の平均落札額】
2009年 約14,594円
2014年 約20,242円
6年間で約1.39倍に拡大。
総額、平均共に落札額は上昇しています。
そして落札された作品には、300万円を越える高額落札されたものも多くあります。
【高額落札された絵画 ※2018年】
タイトル | 作者 | 落札額 |
ノルマンディー | 萩須高徳 | 380万円 |
– | 東郷青児 | 368万5186円 |
日曜日 | 東郷青児 | 361万5005円 |
筧 | 伊藤深水 | 360万1000円 |
つまり「高額落札商品の増加 = ヤフオクの信頼の上昇 + ヤフオクでのアート市場の活性化」とも言えます。
最近はギャラリーを通さずに直でヤフオクで自分の作品を販売しているアーティストの方もいます。
しかもそういった方の作品は驚くほど高額で取引をされていたりもします。
アート投資を行う際も、ヤフオクで売却するという選択肢も十分に考える事ができます。
セカンダリーマーケットの拡大は美術界にとって非常に良い事です。
今後のアート投資がもっと盛り上がる事を期待して。