足立絵美、井手康人、加来万周、狩俣公介-完売作家紹介

足立絵美

どこかの国の寓話やおとぎ話の世界のようでありながら、どこにもカテゴライズされない無国籍な面白さこそ、足立作品の魅力ではないでしょうか。足立ワールドに鷲掴みにされる熱狂的なファンも年々増加しており、個展初日にはオープン前から列をなすほどの人気作家です。独自の世界を創りだすベースにはマチエールを支える高い技術力があり、それが作家の感性を的確に抽出することへ繋がり、鑑賞者は心を動かされる作品と対峙することが出来るのです。

プロフィール

1983年岐阜県生まれ。2005年東海女子大学総合文化学科卒業。現在創画会会友。
取り扱い画廊:ガラリーゴトウ、長江洞画廊、REIJINSHA GALLERY
作品購入の目安:号=2万円

井手康人

作家が主題に置いているのはインドネシアのバリ島の人物と自然です。それを洋画ではなく日本画で描く事で、独特なオリエンタリズムとバリのシャーマニズム的な要素が混ざり合っているようにも感じます。作品を通じて日本とは少し異なる自然観や宗教観、そもそも人間とは何かという根源的な問いについて、思いを巡らせてしまいます。南国の風景をゴーギャンのような西洋画とは違う文化圏からの視点として捉えているのも魅力です。

プロフィール

1962年福岡県生まれ 。 1993年  東京藝術大学大学院美術研究科後期博士課程満期退学 。 現在日本美術院同人、愛知県立芸術大学准教授。倉敷芸術科学大学客員教授。
取り扱い画廊:岡山天満屋、丸栄堂、ナカジマアート
作品購入の目安:号=10万円

加来万周

クラシックな日本画をさらに深く掘ろうと試みている日本画家ではないでしょうか。旧来の日本画にはない大胆な構図に加えて、近年は金を巧みに散りばめて作品を構築しており、美しく新鮮な日本の四季を感じさせてくれます。そこに伝統と同時性の両方の性質を兼ね備えた作家ならではの個性が描画作品に加わっています。他の日本画家よりも幅広い世代に支持されており、それが作家のマーケットの安定性を支えています。コンテンポラリーな空間でも似合う作品といえるでしょう。

プロフィール

1973年熊本県生まれ。1999年東京藝術大学大学院美術研究科日本画修士課程修了。2000年 臥龍桜日本画大賞展 優秀賞受賞 。 墨彩画展 雪舟大賞受賞 。現在日本美術院院友。
取り扱い画廊:岩勝画廊、靖雅堂 夏目美術展、丸栄堂ほか
作品購入の目安:要問合せ

狩俣公介

日本画をベースに風景や植物画をモチーフに多くの作品を描いている作家です。猪俣作品の最大の特徴は「光」ではないでしょうか。まるでその場にいてシャッターチャンスをじっと伺い、ようやく訪れたその「瞬間」を筆で克明に表現しているようにも感じられます。光があるからこそ影が生まれ、そのコンストラストが作品の美しさを際立たせています。そのアプローチは西洋画で生まれたものなので、日本画でありながら西洋のエッセンスが混じり合っている事も面白さの秘訣でしょう。

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プロフィール

1978年千葉県生まれ。2007年東京藝術大学大学院美術研究科文化財保存学専攻保存修復日本画後期博士課程修了。2016年Seed山種美術館日本画アワード2016‐未来をになう日本画新世代‐特別賞(セイコー賞)。 現在日本美術院院友。
取り扱い画廊:赤井一恵堂、いつき美術画廊、岩勝画廊、など
作品購入の目安:号=8万円