「気後れしなくても大丈夫!こんなに簡単にアート作品は購入可能」

 日本にはアートを購入するという文化が根付いておらず、アートは好きだけど鑑賞するものと思われている方も多いのが現状です。いざアートを買いたいと思っても、ギャラリーに行くこと自体、なんとなく敷居が高い印象を持っている方も多いのではないでしょうか。しかし、アートの購入方法について少し知るだけでガラリとそのイメージが変わるはずです。

 まずアートを購入する場所ですが、企画展が行なわれているギャラリーとオークションがメインになります。美術館へは行くけどギャラリーの仕組み自体がよく分からなくて、なんとなく敬遠してしまう方もいることでしょう。しかし、ネットの普及と共にオンラインギャラリーなども次々と誕生しており、サイトを覗くと作品価格も合わせて表示されているため、アートの「相場」のようなものが簡単に見えてくるはずです。これはネットで他の買い物をすることと何も変わらないので、気軽に簡単に始めるなら、ネットでアートを購入することから始めてみるのもオススメです。 

 はじめてギャラリーに行った場合、作品価格が表示されていないことも多く、何も知らないと戸惑う方もいるかもしれません。これはギャラリー側が純粋に作品をじっくりと見て欲しいという意図によるものが多く、作品のプライスリストはギャラリーの受付やギャラリストに聞けば値段を教えてくれます。買う買わないに限らず、気に入った作品の価格を知ることでアートへの物差しを増やしていくと、他の作品との客観的な比較ができるようになります。これをブラッシュアップしていくことで、楽しみながら価値のある作品を見つけられるようになるはずです。

 大前提としてアートは楽しむものです。投資用と固く考えなくてもいいので、例えば家のリビングに飾るように絵を探したり、寝室にぴったりの心が落ちつような絵が欲しい、などでも構いません。この絵を飾ったらどのような空間になるだろう?と思い浮かべながら作品を選んでみるのはとても楽しいはずです。予算内で作品を選ぶのもいいですし、部屋の大きさや好きなモチーフ(植物、風景、人物、)を中心に選んでみてもいいのです。お気に入りのアート作品が自分自身の暮らしを彩ってくれるのは、他にはないアートならではの素晴らしい体験となるはずです。

 いざ購入するときは様々なお支払い方法があります。現金でもクレジットでも対応してくれる場所がほとんどですし、ギャラリーによっては分割払いに対応しているところも存在します。また美術品は経費にできるので、アート作品を購入して節税することも可能です。まずはアートを気軽に取り入れて楽しむことから始めてみましょう。