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コラム

不況にも強いアート作品とは何か

はじめに  新型コロナウィルスの影響により世界経済は後退期へと突入しました。とはいえ米国経済を見ればわかるように、株価は大きく下落したもののすぐに半値戻しを達成し、実体経済と株価の動きに乖離が出ています。これは株式市場が1年〜1年半後を織り込んで投資家が株を仕込んでいることが大きな要因です。ではアートマーケットはというと、今後しばらく低迷が続くはずです。なぜなら世界をみればまだまだ感染が拡大してお […]

コロナ後のアートギャラリーの在り方

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、4月7日に緊急事態宣言が発令さて以降、企業の実店舗が営業自粛となり、多くの業種で売上が大きく落ち込みました。 例えば、日本フードサービス協会の調査によると、外食産業の3月、4月の売上高(前年同月比)は、3月は17.3%減、4月は39.6%減と大ダメージを受けました。 また帝国データバンクの「上場企業(アパレル)の月次売上高動向調査」によると、約9割のアパレル企業 […]

アートで分散投資は可能なのか?

はじめに  投資の世界ではリスクヘッジする為に金融資産を分散して資産運用ポートフォリオを組むことが一般的に行われていますが、アートの分野でも作品を購入する事で分散投資は可能なのか、今回はお話ししていきます。 アートは誰が購入するのか  アート作品の購入は生活必需品から最も遠い分野の買い物です。これが何を意味するかというと、アート作品を主に購入している客層は圧倒的に富裕層が多いということです。もちろ […]

コロナ相場での新規株式口座開設者急増とアート投資の役割

アート投資を行う上でも常に留意しておきたいのが株式市場。アート投資とは言え、市場の動向は美術品にも影響してくる場合もあります。 今回は新型コロナウイルスによって混乱している株式市場から、アート投資の役割を見ていきたいと思います。 新型コロナウイルスでの株式市場の混乱 1月に中国の武漢で発生した新型コロナウイルスは、日本にも次第に影響を与えました。そしてその影響がピークを迎えたのは4月7日、日本政府 […]

数字で読み解く 世界のアートマーケット

はじめに 世界と日本のアート市場  世界のアートマーケット(現代アート)は、現在約7兆円〜8兆円といわれています。経済に強い方だと、日本の国家予算が100兆円を超えているので小さいと思うかもしれませんが、日本のアート市場は僅か300億円程度に過ぎません。日本は残念ながら欧米や中国と比較しても文化事業への投資が少ない国なのです。また日本の特徴として、アートは鑑賞するモノで購入することを意識していない […]

今「買い」の若手日本人アーティスト

はじめに  新世代のアートのキーワードのひとつが「テクノロジー」です。近年、この2つの世界の境界線が溶け合うように融合しており、特に若手アーティストはそれを日常的に使いこなしており、ごく自然な形でアートに取り込んでいる作品が顕著に出現しています。今回はテクノロジーを組み入れたアート作品を発表している若手日本人アーティストを紹介します。 ライゾマティクス  ライゾマティクスは建築、プログラミング、サ […]

「生と死」がテーマのアートとお金の関係

はじめに  私たち人間にとって根源的なテーマである「生と死」。これはアートの分野でも最も多く表現されている対象です。なぜなら、人間の誰もが生と死からは逃れられない普遍的なテーマであると同時に「命」そのものが強い表現であるため、作品の題材として惹かれ主題に置きやすいということもあるでしょう。今回は2名のアーティストを紹介すると同時に、「生と死」を題材にしたアーティストと「アートとお金」の関係について […]

二極化する芸術祭とインバウンド効果

はじめに  日本では21世紀に入り「芸術祭」と呼ばれるアートイベントが日本各地、それも農村など、特に観光地ではない場所で開催されていることが多くなりました。これは他国にない日本の風土ならではの大きな特徴でしょう。特に日本は先進国のなかで1番早く人口減少社会を迎えており、それに伴い急速な高齢化による財政の圧迫など、今後も様々な課題が待ち受けています。そうした社会の在り方、関わり方を問うコミュニケーシ […]

「数字で読み解く GDPとアートフェアの関係性」

アートフェアがその国の特徴や地域性、トレンドを映し出す鏡だとしたら、そこには必ず経済の流れも介在しているはずです。なぜなら私たちが生きる社会は経済なしでは存在せず、経済を通じて様々な交流が生まれているからでず。それはアートフェアも同様です。そこに需要があり経済が生まれるからこそ開催されるのです。今回は年々盛り上がりを見せる4つのアートフェアと開催国のGDPの関係性について調べていきます。 アートス […]

なぜアート市場は発展したのか?アートと経済学の関係

 はじめに アートを国家事業の根幹に置いている国  アートと経済学の関係で最も面白い事例を持つ国があります。それは日本の小豆島と同じくらいの規模であるヨーロッパの小さな国、リヒテンシュタイン公国です。実に500年以上もの間、継続してヨーロッパのアートと関わって収集してきた歴史を持ち、国家事業としてアート作品をコレクションしてきました。 特に公爵家が経営の母体として運営しているLGTリヒテンシュタイ […]